西はりま天文台友の会の例会、2回目に参加してきました。
月が明るくて、いまいちですが、天気はばっちりです。
第2土曜日に、明るい月の日が巡って来るのは避けられないとしても、2回続けての晴れは、なかなかラッキー。
今回、星のお話から、観測のお話から、いろいろ情報収集もできて、大満足でした。
今回も例によって、星雲星団の観測には向かず、やたら、二重星のオンパレードで、内心ちょっとがっかりって思ったのですが、これが、深かった。
なゆた望遠鏡(主鏡の直径2メートルのカセグレン式望遠鏡)で見たのは。
月!またもや、月!
アンドロメダのγ(ガンマ)星、アルマクとその兄弟の星。
見かけの二重性、白鳥座のβ(ベータ)星アルビレオ。
ケフェウス座μ(ミュー)、通称ガーネットスター。
こと座のベガも、見ました。
ぎょしゃ座のカペラも。
この二つは、ふ~ん、星。
で、この後の、友の会例会のクイズにつながっていったらしい。
アンドロメダ座のアルマクは、大きな方の星が、オレンジ色、小さい方の星が青の二重星。
同時に生まれた星でも、色が違う。
質量が大きいと、内部の核融合が激しくて、早く燃え尽きてしまう。
小さい方の星は、質量が小さくてまだ燃え尽きてはいなくて、青い。
大きな法の星は、オレンジ、次に赤になって、赤色巨星という星の最期を迎える、その手前。
そうそう。
3日前に私がランちゃんの散歩で、コンデジで手持ち撮影した画像、上げますね。
クイズの何問目だったか。
アンドロメダ座アルファ性には、私たちの太陽にはないある物質がたくさんあります。何でしょう?
答えは水銀。
3択だったので、その中で、元素なのが水銀だけだったから、他の化合物はないだろうと思って、水銀を選んで正解。
ちょっと嬉しい。
クイズで、こと座のベガの話も出てきた。
みなみのうお座フォーマルハウトは、こと座のベガと同じ物を持っている、何でしょう?
答えはリング。
で、ベガは自転が速くて、ちゃんと観測すると、扁平な形をしているんだそう。
フォーマルハウトは、ガスが渦を巻いています。
その原因は何でしょう。
これも、磁場ではなさそう重力に引きずられそうな気がしたから、連星系かな。
正解は、連星系だから。
フォーマルハウトは、3連星で、フォーマルハウトa、b、cは、とても離れて見えて、cに関しては、隣のみずがめ座の中にいるんだそう。
こんなに離れて見えるのは、実は、フォーマルハウト自体が、比較的地球から近いからなんですって。ふ~ん。
フォーマルハウトは、a星のガスがb星に引きずられて、螺旋を描いている。
へ~!
これらのリングは、これを材料に新しい星が生まれているのではなくて、おそらく星が生まれそこなったもので、デブリリングというんですって。
あと、クジラ座のミラ。有名な変光星。
最近、星関係の検索が多いせいで、ニュースに上がって来る。
クジラ座のミラが、10月の末ごろ、一番明るくなった。
クジラ座のミラは、恒星なのに、彗星みたいな尾があるんですって。
ミラも、3日前の散歩で探しました。
クジラ座なんて、探してみようと思ったのは初めて。
見えました。
が、暗い時は、探せないくらい暗いんだそうで、撮っておけばよかった。
月がこれから明るくなるので、写らないと思う。
月が暗くなるころには、ミラも暗くなっている。
クジラ座の頭の星までは写ってます。
手持ち撮影につき、ブレててごめんなさい。
それから、ペガサス座51番星。
最初に、惑星を持っていることを発見した人が、今年のノーベル物理学賞をもらった。
4年くらい前に、「京都賞」を貰われていたそうで、そのあとのノーベル賞。
これで、京都賞の格が上がったって、おっしゃってました。
なんだったか、星の名前のクイズで、消去法で消すと当たりっていうのもあって。
三択の中に、「エルビウム」っていうのがありまして。
あ、ガラスの発色剤に使う物質(元素だと思う)の名前やんと思って消した。
元素の名前として、聞いたことがあると答えたら、ちょっと驚かれた。
ま、ガラスの名前にありますから。
エルビウムというのは、ピンク色の発色剤で、どんどんたくさん入れても一定以上は濃くならない、淡いピンク色を発色します。
というわけで。
クイズの後の友の会観望会では、60センチ望遠鏡のところに行ってみた。
見たのは、月!
もうエエわ!の、月でございます。
他が見たいというので、天王星、海王星。
あ、点じゃない、面積がある。
惑星やん。
うれしい。
自分の望遠鏡では、よう探さんと思う。
ぺガスス座のM15も、うっすらと雲のように見えました。
そのあと、恒星なので点ですが。
ノーベル賞のペガサス座51番星。
どんなふうに見えるか見てみたいという私のリクエストで、大きすぎて全景が入らない、プレアデス星団。
などを見ました。
私の手持ち撮影の、プレアデス星団。
あと、冬の星座色々。
オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座シリウス、こいぬ座のプロキオンで、冬の大三角。
左上の方に、ふたご座、上の方がカストル、下がポルックス。
60センチの望遠鏡です。
月、見てます。
もうエエわ!
でも、60センチだと、小さなクレーターまで良く見えると、熱心にご覧になってました。
私、まぶしくて無理。(^^;
というわけで。
最近の試作品。
丘の上の天文台と夜空のマーブルと、丘の上の天文台にお家も入った方は、レンズ型に成型してます。
どちらもまだ、試作品。
まじめに、完成まで持って行きます。
今度こそ。
天文台の形は、ドーム型で、本体が白い感じ。
真ん中が黒いのは、スリットを開けているためで、空を見ているところです。
一般的に、イメージしやすい物として作ったんです。
なゆたのドームは、円筒型で、シルバーです。
カッコ良いです。
なゆたが、低い空の星を狙っている姿は、どこか、「マクロス」を思い出すのは私だけだろうか?
三菱製ということですが、絶対設計者は、アニメオタクだったに違いないと踏んでいます。
で、なゆたとは、姿が違うのですが。
「この辺、ラベンダー畑かな。」とか。
厳密に忠実でなくても、世界観が伝わると、見る人の頭の中の世界とシンクロするんだなあって思いました。
ホンマに、頑張って完成させます。
お楽しみに!?
そうそう。
カメラ話も、いろいろ聞けました。
例会以外での西はりま天文台利用に関しても、いろいろ教えてもらい。
何とか、月のない夜にトライできないかと、画策中。
頑張ります!
きれいな、降るような星が見たい!
あ、私のコンデジ、三脚につけて、6秒くらい露出すると、結構取れるんですって。
やっぱり、ランちゃんの散歩、三脚持って行こうかな。
↑おいおい。