メモを取る?取らない?

今朝、モーニングショーで、「メモを取る?」の話をしていた。
ながらで、ホントにちらっと見ただけでしたが。
いまどきの若者の、メモを取らない派に、イラっと来た。
いまどきの若者、そういう風には、日ごろは物を考えない方だと思うけど、今日ばっかりはね。

メモを取らない派の言い分。
マニュアル化しておいてほしい。
そうでないと、教えられた通りに仕事をしていたのに、他の人に、そのやり方は違うと言って、怒られた。
そんなことになるならマニュアル化しておいて欲しい。

ですって。
あ~あ。

今時は、スマホがあるので、画像を撮ったり、録音したりがメモ代わりなんですって。
それは、手書きメモとは、意味合いが全然違う。

番組でも言うてましたが、メモを取ることで、一度その人の中に、内容として入って、それが整理されて出てくるのが、本来の手書きメモ。
それは、玉川さんも、一茂さんも言うてはった。
メモを取らないなら取らなくていい。
その代わり、メモを取っていた奴に負けるぞ!
とも言うてはって。
ホンマにそうだと思いました。

録音や画像撮影のメモも、コピペもですが。
それしかやらないようでは、「終わっている」と思う。

ちなみに、モーニングショーに、入社と同時に配属された新人アナの、元乃木坂46だったっけの斎藤さんという美しいお嬢さん、彼女は、メモが多かったそうで。メモ取りながら、録音もしていたそうで。
どこを見られて、いきなりの配属だったかは分からないけれど、人の行動は、あらゆるところにその人の一貫した行動が現れるそうなので、やっぱり違うんだなあと思った。
↑書いていて、私、大丈夫か?って、思った(^^;

今朝たまたまNHKをちょっとだけ付けた時に出ておられた、ヘアメイクの上田美恵子さんという方が、材料は、性質を理解して使わないととおっしゃっていた。物をものとしてだけ見ていては、生かしきれないって。

そこは、メモを取る人に通じる。

実は、以前来られていた生徒さんで、ご夫婦がいて。
ご主人の方が、エエおっちゃんなんですけど、甘え上手なキャラというか、仲良し夫婦でした。
ま、良いかな書いて。
ご主人が、動画撮影したいというので、良いですよって、言っていた。
ご主人は、デジカメで、動画撮影。
奥さんは、その隣でメモ。
本当に、とんぼ玉をやりたかったのはご主人の方で、奥さんは、他の用事を休んで、2年くらい来られていた。ま、付き添いですね。
奥さんは、メモを取って、ご主人のために、ノートにまとめて渡していた。
なんか、奥さんは、私は良いんですって、最初おっしゃっていたけど、結果、奥さんの方が上達が早くなってきて。
思うところあって、これはイカンと思って、動画撮影をやめてもらいました。
やっぱり、撮ることが目的になってしまうんですね。
本当の目的は、撮っているデモの「内容を見ること」なんですけど。

こういうことは、良く感じます。
メモを取るのが上手い人は、呑み込みが良いというか。
メモも、詳しすぎるメモを取る人もいて、デモを見ていない。
それに、多分、項目が多すぎて、こまごま書いて、どこもぼんやりとしてしまい、作業にフィードバックできにくい。
やっぱり、「ポイント」を絞ることも大事です。
そういう、「肝」を見抜くこと、全体の仕組みのようなものを、俯瞰的に関係性ごと捉えて、その大事な部分に気付くこと。
そこは、大事です。

人の目は、いろんなものを、平たんに、平等には見てはいない。
自分にとって、重要な事柄が、強く印象に残って、たとえるなら、そこがクローズアップして見えている。
例えば、壁のシミが顔に見える、車の前のデザインが顔に見える。
人にとって、というか動物にとって、「生き物」、「目」は、重要な情報なので、そういうものを、強い印象で拾うようにできている。
それが人間なんだと思うんです。
録画は、そうではない。

それから、「マニュアル」ですけどね。
「マニュアル化」できることの項目は少ない。
しかも!優れたマニュアルは作るのにすごく手間がかかる。
しかも!すごく手間をかけてやっと作ったと思ったら、状況は刻々と変化するので、次の瞬間には、もう古くなっている。
そういうものだと思います。
それを求めて、それの範囲だけで働こうなんて、「人間」の本来の能力を出せないってことです。
先輩と上司の言うことが違っていて怒られた。
あることです。
そういうイレギュラーな事態を、どう切り抜けるのか?
そういう経験で、成長できる。
場合によっては、ハイハイとニコニコ聞きながら、どっちのやり方も参考うにして、いいとこどりして、そこに自分の工夫を入れて、自分のやり方にできたらパーフェクトだと思う。
それが、「人間」なんだと思う。
マニュアル通りにやる仕事なら、AIに、多くを取って代わられると思う。
こっちのものをこっちに移して、そういう繊細な手の動き(人間は繊細とも思わずやることだけど)は、人間が担い、どう行動するかという目的はマニュアル化されているからAIが指示する、みたいな分担になっちゃうかもよ。

そこまで立派な仕事、できているかと問われたら、失敗の連続ですけど。
自分がやっていることの意味は、非効率的であることは、決して無意味じゃないと考えた方が、自分のためだと思う。
無駄なことは一切なく、一番労力少なく正解にたどり着こう、そう思うかも知れない。
でも、そういう人って、枝葉がないので、良い仕事できないんだろうなあと思います。
昨日書いた、精製された油だけ、炭水化物だけの材料と似ている。

そういう多くの一見無駄と見えることを統合する能力こそ、人の能力なんだと思うな。

あ。
脱線しますが。
織田信成君の、パワハラを訴えるの話。
詳しいことを何も知らずに書きますけど。
織田君・・・
濱田美栄コーチが、パワハラをしたって訴えていますけど。
もっと違う視点で、見てみたら、違う風に思えたりしなかったんだろうか?って、思います。
絶対的な力関係があるところで、一方的に嫌がらせをする。
あってはいけないことだと思います。
ただこの件に関しては、個人的には、濱田さんと、織田君の相性が悪いんかな?って、直感的に思った。
というのは、濱田さんが指導している宮原知子さんが、テレビで話しているのを聞いたりしていると、宮原さんは、根性あるというか、彼女なりに迷ったこともあったようだけど、物事の捉え方が、織田君とは、だいぶ違うと感じます。
アスリートは、こういうメンタルが必要なのかもって、思う。
それでも、彼女なりに凹むこともあるようで。
一方で、織田君は、コメンテーターとして話していても、よく言えば、他者に優しすぎるというか、悪く言えば甘ったるいというか。
アスリートとしてのメンタル面で、優しすぎる気がして。
自分のために、ベストのパフォーマンスを出したいから、現役の時間は長くないから、後悔したくないから、厳しくても自分のために、腹くくって頑張りたい!
そういう強い思いが、宮原さんからも、紀平梨花ちゃんからも、羽生君からも、痛いほど、感じられる。
結果を出すためには、あえて厳しくもする、選手のためにそれが必要なら、厳しくなれることがホントのやさしさなんじゃないんだろうか?
何となく、織田君は、そういうところが弱い。
結果のために、合理的ならば、厳しさがあるのは構わない、多くのアスリートは、そういう気構えでいはるなあと感じるけど。
織田君は、他者に優しくないといけないんじゃないかという意識が、コメントから見えてくる。
アスリートでない人が見るテレビ的には、悪くないコメントだと思うし、解説者としてはきっと向いていると思うけど。
濱田コーチとは、感覚が違うんやろうなあと、勝手に思った。
何が何でも、良い指導者になって、選手にベストなパフォーマンスをしてもらうために、力を尽くそう!
そう思ったら、少々何があっても、はねのけるくらいの強さがあってもよかったかなと思うし。
そのくらいのメンタルがないと、メンタル面での選手のお手本にはなりにくいんじゃないだろうか?なんて、思ったのです。
ホンマの意味でのパワハラは、ダメだと思います。
ただ、何でもかんでもパワハラか?っていうと。
人には好き嫌いというものがあるので。
濱田さんが、織田君とそりが合わず、自然と、その嫌いな感情が、端々に出てしまったからと言って、濱田さんを責められないのかなあと、思う。
マニュアルは、ないですよね。
好き嫌い、それはあることとして。
それまではなくせないし。
そんな時、どうする?
それを考えるのも、人間だと思うんです。

私のことを言えば、子供じみた感情が出てしまったみたいな失敗もあるし、それは、自分に返って来ると思うので。
返って来る、その結果を自分自身で受け止める、それも含めての、それまではなくせないのは仕方ないってことですけどね。

そんな時、どうする?
それを考えるのが人間。
本当に、リアルに力がある人が、非合理な理由で、相手にいじめをするのは許されないし、勇気を出して訴えるのは偉いと思う。
そうでなくて、頑張れば、状況を変えられる、そういうところでは、頑張るのが、大人だと思います。(昨今のホントに危ない状況では、逃げることこそが、大人の判断だとは思う)
自分がいつもそうできているかと言われると、できてないことも多いですけどね。
だったらマニュアルにしておいて欲しいとか、解決できることから逃げるとか、そういうのは、とても依存的で、子供の発想だと思います。
言われたなあ。
会社員の頃。
「あなたは、依存的です。どういうことか、意味は分かりますか?」
あの頃、今よりも、さらにずっとお子様だったからなあ。
じゃ、どう?
って聞かれると。
現実的には凸凹ながら、大人でありたい。
そう思います。
書いていて、自分を追い込んでいる気になって来ました。
えへ。(^^;

ホンマに、メモからどこまで脱線したことだろう。
脱線したまま、終わります。

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