先日、双眼鏡を持って、ランの散歩に行きまして。
かに座の「M44プレセペ星団」を探しました。
見つけました。
この頃、調子いいです。
で、昨日、11月30日には、「プレセペ」撮影のため、三脚を持って行きました。
さっぶかったです。
星空が、きれいでした。
もったいないので、他のも撮りました。
最初のは、ふたご座のM35 。
こないだも撮ったやつです。
が、それを撮ったごく近くに、他のもあることに気付き、今日は、そこも狙うことに。
ぎょしゃ座の、M37、M36、M38です。
あとになってから、同じ画面内に、M1があるはずだということに気付きました。
わ~、流れても良いから、もっと長時間露出したのも撮って置けば良かった。
有名な、おうし座の、「M1かに星雲」です。
超新星爆発を起こした残骸で、超新星爆発で周辺が明るくなったことが、清少納言の枕草子にも描かれているそうで。
現在では、実際に見てみると、地味だと書いてあります。うん、写ってない。
次は、こないだも撮った、ペルセウス座のh+χ(エイチカイ)です。
実際には、カシオペア座から探します。
こないだより、きれいに撮れてる。
そして、じゃ~ん!
M1アンドロメダ座の大星雲。
ちょっと流れているのは、見なかったことにしてください。
拡大してみると、流れてるのがバレます。
撮ったままの画像で、もっと広角な画像なら、流れてるのバレないくらいですが。
せっかくなので、そこだけトリミングして、拡大しました。
なんか、渦巻いているのも、見えそうな勢い。
中心付近が、均一な感じではなくて、もやもやと濃淡がある感じに撮れています。
次は、お馴染みのオリオン座。
馬頭星雲は、やはり撮れず。普通のカメラでは、赤い光が撮りにくいそうで。
赤い光が写る天体写真用のカメラで狙うか、赤道儀式のモータードライブで狙うか。
っていうか。
私の望遠鏡、「ファインダー」と「極軸望遠鏡用ライト」が行方不明なんですが。
モータードライブ、どこに置いてたっけ?
って、「モータードライブ」も、行方不明?
いや、箱の中に入れてたのじゃなかったっけ?
そうそう、このくらいの広角なら、適当に極軸合わせて、望遠鏡がどこを見ていようと、望遠鏡とカメラをつなげなかったら、流れないで長時間の追尾、できるんじゃないの?
だったら、「ファインダー」と「極軸望遠鏡用ライト」がなくても、使える。
動くんやろか?年代物で。
探すべきでしょうか?(^^;
とりあえず、今日のところの目標は、「NGC2238」なので、これは、写ってます。
が、M78があることに気付いた。
ウルトラマンの星じゃなかったっけ?
写ってない・・・残念。
ウルトラマンの星は、M78だけど、M78は、星じゃなくて星雲です。
あ、最後は、かに座の「M44プレセペ星団」です。
拡大すると、ピントが合ってないのがバレるので、このくらいにしといたろ。
いや~、撮った撮った。
プレアデスも撮ったけど、ま、良いか。
明るくて代表的な星雲星団は、かなり抑えたと思う。
家に帰り着いて、見上げると、これがまたきれい。
よく見ると、家の庭からの方がきれいなくらい。
なぜ?
もしかしたら、ランの散歩だと、草につゆが浮いていたから、湿気が多いのかも。
その点、冬の住宅地、結構乾いているような気がします。
しかも、昨日は、住宅地周辺でも、めちゃ寒くて。
上空との気温差が少なくて、地上付近が乾いている。
「シーイング」がめっちゃ良い!
つまり、星などの見え方に影響する空気の揺らぎが少ないってことですが。
うちの庭からも、コンディションが良かったら、まだまだ、こんなに見えるんだって気付いた。
湿気多いとか、地上付近があったかいとかだと、街灯の影響で、全然見えなくなったなあと思っていたけど。
こんなに奇跡みたいな日があるんだなあと思った。
双眼鏡越しの、プレアデス星団の星の数が、とんでもなく多かった。
震えました。
何か、この頃、「ドはまり」してます。
星を見よう。
発端は、知り合いがプラネタリウムのある施設への採用が決まっていて、隣で、「プラネタリウムのお姉さんや!」って、勝手に盛り上がっていた。
が、事情あって、辞退することになり。
私が勝手にしょぼぼんとしてしまった。
結局、自分がやりたかったんやなあって気づいた。
まあ、「転嫁」ですね。
だったら、自分でやればいいやん。
「星のオバサン」いえ、「星のお姉さん」を。
で、「星のソムリエ」になろう計画だったんです。
かつて、水中写真を撮っていた時、写真を撮ることに夢中になって、生の海の風景を見てないことに気付き、一時は、一本カメラを持って入ったら、一本は持たずに入ると決めていたことがあった。
で、星もですけどね。
目で見上げた星を、楽しみたいと思ったんです。
でもな。
コンデジで撮ってみて、写ることに、感動した。
三脚に載せて、各種設定をやって、ピントを合わせて、広角にしといて、あてずっぽうで、この辺かなってところを撮ってみると、写っているんです。ぼんやり。
その液晶に写った対象の場所は分かっているので、今度は、そのあたりを拡大して、今度は流れないように露出を短くして、露出を短くした分、他の設定も触って、ピントを合わせなおして、また、あてずっぽうで、撮る。
自分の目で見えている訳ではなくて、カメラが先に撮った広角の画像を頼りに、倍率を上げて撮る。そんなことができるんですよ。
高校や大学の時、あれほど探すのに苦労した星雲星団。
でも、カメラの性能の向上で、昔と違う探し方ができるし、実際にぼんやりとでも写ると、そこにあることが確認できるわけで。
家に帰ってから、画像を見て探し。
そういうことをしていると、なんか、場所も覚えやすい気がします。
私が変わったのではなくて、世の中が変わったんやなあ。しみじみ。
それにしても。
バーナーをしている作業の様子の動画を撮影するために買ったコンデジ。
カワセミをよく見ようと思って買っておきながら、鳥の動きの速さに結局使いこなせなかった双眼鏡。
星に使うことになった。(^^;
どっちも、意識はしてました。
双眼鏡は、倍率は低くして(高いと視野が狭くて鳥が追えない)置きながら、暗さに強くなるよう、レンズ径は、大きめのものを選んだ。星に使いまわそうと、ちょっと考えていた。
カメラは、広角気味で、ISO感度が高いので暗さに強く、バルブ機能がついていて、天体写真も撮れるというのも、意識した。
ああでも。
もっと見たい。
人って、欲深い。
もっと口径が大きい、分解能と集光力が大きい望遠鏡を使ったら、暗くてぼんやりしか見えないものも、もっと見える。
自宅の庭で、あんなにクリアな星空に出会ってしまうと、欲が出てきます。
実際には、今のところ、これ以上は、何にも買えません。
手持ちの望遠鏡の、失くしたアレコレを探してみよう。
一応、長いスパンの趣味にしようと思っているので、あまり前のめりにならないよう、自分を抑えつつ。
なんか、楽しくなってきているこの頃です。