天体望遠鏡・・・・・・

 天体望遠鏡・・・・・・

 33年くらい前に、15センチ反射を買いました。

 記憶をたどると。

 ファインダーは、家のどこかにきっとあるはず。

 赤道儀のモータドライブの「コントロールボックス」と「電池ボックス」は、捨てたような記憶が、うっすら、よみがえって来ました。

 まさか、もう一回、天体写真を撮ろうと思う日が来るなんて、予想だにしていなかったもので。

 とりあえず、ファインダーは、継続して探します。

 「コントロールボックス」と「電池ボックス」中古で、入手出来たら良いんですけど、どうでしょう?

 新しく買おうという余裕は、もちろんありません。

 

 でも、ちょっとした好奇心で、望遠鏡の今時を、ちょっと協栄産業のホームページで覗いてみまして。

 西はりま天文台友の会の観測デーで聞いた単語、気になって調べてみたりして。

 「天体望遠鏡 イプシロン」と「ドブソニアン」をそれぞれ検索。

 世の中、こんなことになっているのか!

 先日、友の会のBさんに教えてもらった、「撮る」に特化した望遠鏡と、「見る」に特化した望遠鏡があるという話を思い出して、へ~って思った。その中間の物もあって、どちらにも使えるようで、どちらにも少しずつ妥協しているというものもあるんですって。

 

 「撮る」に特化した望遠鏡は。

 「イプシロン」という望遠鏡なんかがそうで。検索してみると、私でも知っている有名なタカハシというメーカーの望遠鏡でした。

 カメラのセンサーは平面なので、カメラのセンサーの上にきれいに像を結ぶように作ってある。そのための形にした主鏡と、相方のEDレンズで。

 当然、写真撮影するなら、架台は、赤道儀式で、モータドライブで追尾できないと意味がない。

 この辺の進化は、そのくらいにはなってるだろうなあと思った通り、「ステラショット」というソフトでコントロールすると、予約通りに複数の天体を、順番に、自動導入して自動追尾して、自動撮影することもできるんですって。

 赤道儀の「極軸」を合わせるには、正確な時刻と、緯度経度が必要で、赤道儀の水平も、きっちり合ってないといけない。

 そのためにGPSで、緯度経度が分かるようになっているんですって。

 何気に、私のEOS40Dをくっつけて、アンドロメダ座大星雲を撮ってもらったけど、めっちゃ高級品の望遠鏡だったっていうことです。

西はりま天文台の「サテライトA」は、固定なので、GPSも必要ないし、自動導入機能もついてなかったけど。もちろん、追尾します。しかも、ブレーカーとかあったから、電池切れの心配なしで、良いな。

 

 見るに特化した望遠鏡。

 その一つが、「ドブソニアン」という望遠鏡でした。

 架台を、赤道儀にしないで、経緯台(水平方向と垂直方向に動く)にすることで、シンプルに、低価格に、軽量にして、少しでも口径の大きな主鏡の望遠鏡を使おうという物なんですって。

 33年前には、気合の入った人は、みんな赤道儀を欲しがっていた感じだったけど。それとは真逆の発想のものが登場したんですね。

 「ドブソニアン」で、検索してみたら、精度はどうか分からないけど、口径60センチのが、150万円くらいであった。

 重さが、60キロ。

 へ~!

 そんなに大きいと、それはそれで、扱いが大変そうですが。

 でも、その価格で、60センチが手に入るなんて、33年前の感覚の延長上では、思いもしなかった。

 経緯台式で、ファインダーなし。

 でも、何等かのファインダーは、要るでしょ。

 経緯台式にしても、水平合わせて、正確に北がどっちかが分かっていて、自分がいる「緯度経度」と「年月日と時刻」が分かっていたら、見たい天体の座標「赤経赤緯」が分かっていたら、「水平方向に何度、仰角方向に何度」に合わせたら、目的の天体を向くように、計算できるはず。

 と思ったら、「スカイウォッチャー」っていうメーカー(?)のドブソニアンの経緯台に、自動導入機能が付いていた。

 自動追尾もするらしく、それも、赤経赤緯の座標を、方角と仰角の座標に刻々変換するという計算機能あってのことやもんね。

追尾すると言っても、赤道儀式とは違うので、天体は逃げないんだろうけど、画面上で、回転していくはずなので、長時間露出の撮影ができる訳ではないはず。

 

 おもしろい。

 33年前は、パソコンはあったけど、今みたいに、いろんなソフトやアプリがお手軽に使えるような時代じゃなくて、ここまでのものを、個人が持てるなんて、想像もしていなかった。

 

 そういえば、かつての生徒さんのご主人が買われたという望遠鏡は、いったい何だったのか?

 サイズからして、タカハシのイプシロンか、セレストロンのシュミットカセグレンか?

 どっちにしても、一式、軽く車が買えてしまう価格ですねえ。

 もっとツッコんで、聞いておけばよかった。

 で、便乗して、見せてもらえばよかったなあ。

あの話を聞いた頃、また星を見るようになるなんて、思ってなかったもんなあ。

 

 と。

 西はりま天文台の、「サテライトB」は、イプシロンだったんですけど。

 「サテライトA」は、ニュートン式の反射望遠鏡で、鏡筒にMIKAGEと書いてあって。

 西脇市にあった光学メーカーの望遠鏡なんだそうで、今はもう、そのメーカーはないんだそうです。

 どうりで、クラシカルな望遠鏡だと思った。

 口径26センチ。焦点距離は、たぶん、2メートルくらいはある。

 昔は、口径10センチ、焦点距離100センチみたいに、細長いのが主流だった。

 多分、主鏡を磨くのに、焦点距離の短い主鏡は曲率が大きいので、正確に作るのが難しかったからだろうと思う。

 焦点距離/口径が、F値なので、昔は、F10くらいが主流だった。40年くらい前は。

 今も大事に使われているんやなあ。

 

 っていう訳で。

 やっぱり、私のも、ちゃんと復活させて、大事に使おうって思います。

 ちゃんと使ってやったら、そこそこ見えると思うんです。

 11月30日みたいに、良い空だったら、きっと、かなり見えるはず。

 

 あ。

 仕事の合間に、スマホで、いろいろ検索しながらですけど。

 お仕事もしてます・・・

 してますよ・・・

 今日は、ムリー二のための構想の絵をかいていました。

 シンプルと言えばシンプルな形なんだけど、意外と難しい。

 できたら、またアップします。

 できるのか?

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