天体望遠鏡のモータードライブという装置がありましてね。
その「コントロールボックス」と「電池ボックス」を、捨ててしまったらしいことを、ぼんやり思い出しまして。
年末に、生まれて初めてのヤフオクで、コントロールボックスの互換品というものを落札し、お正月の内に届きました。
で、電池ボックスの代わりにモバイルバッテリーを使えるっていうことで、DC5VをDC9Vに変換するコンバータケーブルなるものも、一緒に購入し。
そのあと、近所の量販店で、モバイルバッテリーを買い。
動かしてみましたよ。
天体望遠鏡の、モータードライブ。
動きました!!!
もう、感激です。
いろんな意味で。
望遠鏡についていたモーター部分が、無事だったこと。
錆びたり、オイルが固まったりしてなかったらしい。
モータードライブの互換品を作ってくれるという人が、ちゃんと存在していたこと。
なんか、感無量でした。
正確に使おうとすると、極軸望遠鏡というのを使って、正確に「極軸」を合わせる必要性があります。
暗視野照明用のペンライトが壊れてまして。
このくらいは、サイズさえ何とかなったら、適当な代替品で、どうにかなるような気がします。
ファインダーが行方不明で、家のどこかにあるはずのものを探すか、どこかで買うか。
望遠鏡の主鏡と対物鏡が、カビているのですが、ネットで、きれいにしたって書いていた人がいて。
何とかしたい。
きれいにしても、元に戻した時、光軸がずれてしまってはまずいので、悩み中です。
カビていても、月は見えましたよ。
とてもきれいでした。
望遠鏡に付けるカメラ雲台を見つけたので、とりあえず、一眼デジカメに20ミリの広角レンズをつけて(実際には、フルサイズ換算で30ミリ相当の画角)星の写真を撮るか、こないだ買ったおりこうさんのコンデジを使って、広角の写真を撮るか。
コンデジで固定の場合は、数秒を超えると、星の日周運動で、星が動いてしまうんですけど。
モータードライブに載せたら、もう少し長い時間、追尾して撮影できると思います。
昔、大学生だった頃。
なんか、天体写真を撮ることは、もっとハードルが高いと思っていた。
30年経ってみて、ハードルが下がっていました。
デジカメの登場なんてのももちろんありますが。
コントロールボックスが、モーター部分を動かすのは、一定のパルスを送っているからで、スピードを決めているのは、コントロールボックスの方だと、直感的に気づいた。
昔はそんなことを思ってもみなかった。
何かね。
今の方が、全体を俯瞰して物を見られるような気がします。
なんででしょうかね。
これって、経験値なんでしょうか?
なんだか、世の中は、面白いことに満ちている気がします。
ネットで、互換品を作ってくれる人を見つけられる世の中だっていうこともそうなんですけど。
この頃、お仕事がずっと足踏みしています。
なんででしょうかねえ。
っていうか。
これを作って売れば・・・
って思いながらも、ホンマに売れるんかなあとか、ふと頭をよぎります。
もうちょっと、ゆっくり考えようって、ちょっと先送りしたりして。
締め切りがないせいとも言いますが。
なんだか、焦って場当たり的に動いてみようっていう気がしないんですよね。
で、せっかくもたもたしているついでに、人に会っています。
今日は、大学時代の友人で、年賀状だけのやり取りになっていた人が、十数人で同窓会してるんだけど、来ない?って、年賀状に書いてあったので、電話して、ラインでつながりました。
高校の時の友人の年賀状にも、またみんなで会いたいねって書いてありました。
それも良いよね。
多分、今、とても、とても、人とのつながりを求めています。
同じことが、年賀状に書いてあっても、4年前の私なら、スルーしていた。
きっと、そういうモードに、スイッチが入っているんだと思います。
人とのつながりだけでなくて。
何か、変化を求めている。
同じことを、同じように維持し続けて、後退した分を元に戻そうとあがく、そういうことに、ピンと来てないんだと思います。
どっち向いて、何をするのか?
多分、ガラスはやるんだろうなあと思う。
いや、絶対そこなんやろうなあって、最近は、やっぱりそう思う。
それにしても、何か、こっち向きにこんな風に頑張ろうっていう、新しい方向性を探したい気がしています。
収入がボロボロでヤバくないですか?っていう状況ではあって、何か支払いがある度に、「しまった!」って思って、そこに支払うと、他をけちけち絞ることになる。
一方で、「コントロールボックス」とか、買っていて。
まずいまずいと言いながら、「そこかい!」みたいなところに使っていたりして。
意外と、日々幸せです。
まだ、良いや。
もうちょっとしたら、頑張るから。
試作品も、ちょこちょこ作ってはいます。
結構、面白いかもみたいなのも、作れてはいます。
どういう感じに仕上げて、どこでどう売るとか、そういうの先延ばし中です。
まだいいや。
でも。
本当に「トキメク」ものを、作ろうと思います。
それしか、自分の中に指標ってないもんね。
それにしても、あの、「月」が、望遠鏡の画面上を、流れて行ってしまわずに静止している光景には、本当にドキドキした。
うわ~!って、思った。
FASTボタン(2倍速だと思う)を押すと、制止していた月が、片側に動き、話すとまた制止し、STOPボタンを押すと、逆方向に動いた。
わ~、モーターの駆動が、ちゃんと赤道儀に伝わってる!
ホンマに、トキメキました。
私、「心は少年」なのかもしれません。
まあ、ほぼオッサンですね。
ま、良いか。
ぼちぼちと、広角の天体写真撮影をモータードライブ追尾でできるように、準備しようっと。