「宇宙」モチーフに手を出すと痛いのだった

 ふく蔵作品展、開催時期が微妙ですが。(もうエエか、この話は)

 「宇宙」をテーマにDMが刷り上がってしまった。

 正直、苦戦しています。

 以前に、海関係とか、花関係とか、他のもので苦戦した時とは違う苦戦です。

 どう作っても、それなりに宇宙っぽくなる。

 でも、天文ファンが見て直感的に「あ、ナントカ星雲!」とか、一般の人が見て直感的に「あ、月」とか、具体的に感じてもらえるモチーフではないんですよね。

 一番形がはっきりしているので、目標としてははっきりしているのが、「土星」とかですね。

 後は、「銀河」やねん、「星雲」やねんって、言うと何となくそんな風に見えなくもないよな。

 って感じで、それなりには似せやすく、それ以上に完成度は上がりづらい

 もう一つは、縮尺ですね。

 だだっ広いところに、凄く離れて、天体がぽつりぽつりとあるから、近景、中景、遠景みたいに、いろんなのを一つの空間に入れると、ホントはリアルじゃないんだよね~とか、心の中で思う。

 さらに言うと、例えば、銀河らしきものを作りました。

 その背景に、星を入れるっていうのは、リアルじゃないよね。

 「星」として見えている「恒星」は、近い物しか見えない。遠いと、小さすぎて見えない。

 銀河は、ずっと遠くのものが見えているので。

 リアルには、近景に「恒星」、中景に「銀河」、遠景に「銀河団」っていう風に配置しないと、リアルじゃない。

 

 っていうところで、作品として作ったときに、単体で入れるんでなくて、いろんな要素を入れようとすれば、理論的に明らかにおかしい物を作ることになり。

 そういうのが、「作品」やんっていうのは思う。

 上手く「フィクション」として作り込むなら、作品としては成立するで。

 でも、「テキトー」なのか、「考え抜かれたフィクション」なのか、って問題で。

 「テキトー」に、走ってしまいそうな自分を感じてしまうんです。

 キレイなら良いじゃないか。

 でもな、昔からの知り合いの天文ファンの人とか、新たに知り合いになった天文ファンの人とか、そういう人に見てもらったときに、恥ずかしくて逃げだしたくなる。

 テーマ選び、「やってもた」かも知れません。(笑)

 もがきつつ、結構楽しんでいます。

 ちなみにこないだインスタに上げた最近作った、「ソンブレロ銀河」をモチーフにした試作品です。

 実際のソンブレロ銀河は、「ソンブレロ銀河」で検索したら、画像がたくさん出てきます。(ウィキペディアのソンブレロ銀河 )

 ウィキペディアの画像は、詳細なので、最近分かった複雑な構造が見える画像で、どっちかというと、アマチュアがもっと小さな望遠鏡で撮った画像が、私たちが慣れ親しんだ「ソンブレロ」のイメージで、そっちのイメージに近く作ってみました。

 見れば見るほど、カレーパンマンなんやけど。

 でも、自分としては、形にできてうれしかった。

 ほんとは、見た時に、「キレイ!」って、思って欲しいんですけどね。そこが難しい。

 カレーパンマンやし。(笑)

 

 宇宙ネタは、作品のモチーフを探しながら、つい、構造とか宇宙論の方を、真剣に読み込んでしまっている自分がいます。

 ホントはここの構造どうなってるんやろ?が分からないと、デフォルメで、省略して良いのかどうか判断できないとか、全体像を詳細に理解して、一回脳ミソをシャッフルしたうえで、エッセンスだけを抜き出してイメージを作るとか、そういう作業ができないので。

 海の生き物とか、キノコとか、花とかは、そうしていました。

 が、宇宙は、それが困難。

 でもって、面白くって、読み込んでしまい、理解できないところも多く、何か、方向を間違って、ハマっている私がいるのでした。

 作品作り、そんなに理論武装するってどう?って考え方もあります。

 むしろ、がんじがらめになる可能性もある。

 一方で、新たなアイディアのきっかけを作ることにもなり。

 そこのさじ加減は、難しいですね。

 リアルを目指して、見る人に、直感的なメッセージが全く伝わらない。

 それは、前から私がやってしまい勝ちな失敗です。

 気ィつけよっと。

 

 そうそう、宇宙のお話は面白い、って話に戻します。

 例えば、「棒渦巻銀河」です。

 あ、画像、貰って良いか判断できないので、興味のある方は、検索で探してみてくださいね。

 銀河の真ん中のまるいところ(「バルジ」という)が、まるくなくて、棒状になっている銀河です。

 近年では、見つかっている銀河の内、棒渦巻銀河が半分以上で、今までイメージしていて一般的だと思っていたバルジが球体とか扁平な球体とかの銀河より、こっちの棒渦巻の方が実は一般的だったことが分かったんですって。

 で、棒渦巻の画像を見ていると、「棒」の部分が、「棒」ではなくて、扁平な渦巻に見えるものが多いんですよね。

 銀河同士の衝突は、頻発していることが今では分かっていて。

 見ていると、棒渦巻なのは、普通の渦巻きだったものが、他のと衝突するなどのはずみで、今までの渦巻きの回転方向に回転したまま、全体が、他の向きに回転させられた結果できたもののように見えてくるんです。

 多分、大方の研究者の見方もそうじゃないのかなあと思えるような書き方が、時々あるけど。

 なんて考えながら、作ってます。

 それが再現できるかというと、無理です。

 で、私たちの銀河ですが。

 渦巻だと考えられてきました。

 渦巻の「腕」と呼ばれるのが何本かあって、その中のメインではなくて、サブの「腕」の「オリオン腕」という、か細い腕の中に、私たちの太陽系はあります。

 宇宙戦艦ヤマト(古い方ね)でも、「オリオン腕方面」って、古代君が、行き先を指示する場面が出てきました。

 「って、オリオン腕、広すぎやろ!」って、ツッコんでみるのだ。

 そうそう、その私たちの銀河は、「棒渦巻銀河」だと分かって来ました。

 ところが、その棒渦巻銀河、横から見ると、円盤を横から見ているので、平たいんですが。

 それが、平面ではなくて、S字に曲がっていることが、分かって来たんですって。 天の川銀河の記事

 その画像を見ると、銀河の分類では、SBcと言われる、棒渦巻の巻きの少ないのの、さらに巻きの少ない感じに見えてきます。

 宇宙人が、私たちの銀河を、横から観察していたら、きっと、巻きの少ない棒渦巻銀河だと思うんじゃないかなあと思えてきます。

 私たちの銀河は、かなり複雑な形をしている。

 

 それもそのはず。

 古い銀河は、シンプルで、時間を追うごとに、衝突によって複雑な形になって来るらしく、最近のものほど、複雑なものが出て来るらしく。

 たまたま衝突をしなければ、古い形のままなんだろうけど。

 遠くから光が到達するのに時間がかかるため、100光年先の天体は、100年前に出た光をやっとキャッチしているので、現在の姿を見ているのではなくて、100年前の姿を見ていることになり。

 遠ければ遠いほど、古い時代の姿を見ている訳なので。

 そういうのと比較して、「現在」そのものの、私たちの銀河が複雑なのは、言うたら、今を見ているからで。

 遠くの古い形の銀河と思っているものは、実は、今では衝突を繰り返していて、今の姿を見ることができるなら、私たちの銀河と変わらないくらい、複雑になっている可能性が高いっていうことやんなあ。

 それに、私たちの体が、いろんな物質でできていることからも。

 古いままの星の素材では、元素の種類が少なすぎるんです。私たちの体を作ろうとすると、太陽のような恒星ができて、燃え尽きて、爆発して散って、それがまた固まって、新しい恒星ができて、また爆発などで散って。

 そういう過程でできた、いろんな元素を使って作られている私たちが存在する場所というのは、銀河の衝突が繰り返されるような、複雑な動きをしている場所でないと、あり得ないっていうことやもんなあ。

 なんて、そんな荒唐無稽な想像をしていると。

 あ、制作してないやん。(笑)

 

 まあ、そんなこんな。

 今回のふく蔵さんでは、とりあえず、一定の形にはしたいけど。

 まだまだ、作ってみたいもののほんの一部にしか手が出せてないです。

 ふく蔵さんの後も作ります。

 ずっと、「宇宙」モチーフで作る訳ではないので、1年で、1個とか、追加するペースになるのかなあ。

 長いテーマになりそうです。

 とりあえず、はよ作ろうっと。

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