「分からない」んやなって、結論になる

 昨日、橋下徹さんの書いた文章を読んだ。

 「なぜ、医療崩壊を起こさないためには、検査の件数を抑えた方が良いのか?」っていうことが書かれていて。

 全文に対して抜粋だったけれど結構な量で。何か、橋下徹さんに何かを学びたい人に対するPRのようだったけど。塾的な感じですかね?すみません、よく覚えてないわ。(笑)

 その中の一文で、要旨が分かった。

 医者の長年の経験によって、「人は、どこか悪いというところが判明すると、仮に自然治癒が一番いい方法だったり、それしか方法がない場合だったりしても、医者に何らかの医療行為をしてもらいたい、直してほしいと、日とは思うものだ」ということを、分かっている、というような内容の部分があった。

 な~るほど。

 だから、軽症者まで、たくさん見つけてしまうと、医療崩壊につながるっていうことか。

 一理ある。

 その話を、橋下徹さんが、納得していることも、な~るほどって、思う。

 きっと、弁護士経験でも、似たような事があるんやろうな。

 

 玉川さんが、軽症者からどんどん見つけろって言っていたので、たぶん、ネットのどこかにあった「検査しろ男」って、玉川さんのことなんだろうなあと思うんですけど。

 なぜ玉川さんが、「検査しろ」だったのかも、分かる気がする。

 そのキーワードは、「満員電車に乗る」「飛沫を浴びるリスクのある環境である」「花粉症などがある」といった、どうしても必要がある人は除いて、そうでないのに(おまじない的に)安心のために、マスクを買おうとして長蛇の列に並ぶタイプかそうでないかってとこの違いだったのかって、気づいた。

 もともと、何に関しても「ホンマに要るのん?」って、思う質で。

 この頃は、外出の回数を減らすために、食料をややいつもより多めに買っているくらいかな。(通常は、昼夜1日2回は食品を買っていて、ガソリン代と時間の無駄を何とかせねばと、以前から思っていたので)

 マスクに関しては、労力と効果で、今から買いに行くのもなあって思った。電車乗らないし、花粉症ないし、人混み避けられる生活だし、それなのに、小野市がマスク配ったときの長蛇の列に並ぶことに、もちろん抵抗があったんです。

 ほら、やな奴なんで、自分が理性的だと思いたいんです。

 でも、考えすぎて、おなか痛くなったって、ぼやいてたやん。えへ。

 話それましたが。

 玉川さんは、たぶん軽症なので家にいてくださいって言われたら、自己隔離して、外に漏れないよう、完ぺきに消毒なんかしてみたいなタイプなんだろう。(鼻ほじることがインフルリスクを高めていたことに、衝撃受けてはった過去があるけど)

 人は、分かっちゃいるけど、直感的に、人も自分と同じような行動をすることを前提に、考えがちなんや。みんな、玉川さんみたいではないってことや。

 確かに。

 私も、最初のうちに、滾々と説明受けてなかったら、予備知識なしの時に陽性と言われたら、焦るんやろうな。

 だって、こないだPM2.5が来てから、調子が悪かったのを、大丈夫やんな?とか、めっちゃ思ったし。もしも自分が陽性だったら、どうしたら良いんだろうって、考えてしまった。

 母のこともあるし。母のことは、母だけでなく、利用している病院、介護施設は、もちろんハイリスク者ばっかりなので、広げたら大変なことになるって、リアルに考えてしまう質なので。

 で、医療機関で、取り立てて何か処置ができることがまだない人に関しては、医療機関に押しかけられると、医療崩壊につながると。

 まあ、橋下さんが言いたいことは、分かったわ。

 

 でも待てよ。

 と、考えが、暴走していったのです。

 で、同じことを、いろいろ多方面から考えてしまうんですね。

 「批判的精神」やし、「キッド」な気質やし。

 何でも、ホンマに?って、(作為的に)一回は疑ってみる事にしている習慣があるので。

 

 だとしたら、ある意味、無症状者と軽症者は、白黒つけなくても良いと、医療関係者は思っているっていうことやんな。

 ただ、小池都知事がああいうからには、広げられたら困るとは、医療関係者であっても、考えているってことやんな。

 じゃ、医者目線では、一番理想的なシナリオは、医療的な処置が要るレベルの人だけPCRで白黒つけて、他の人は、罹っていようと、罹っていまいと、動かず大人しくいていてくれたら良いと。

 それを支持して、橋下徹さんは、検査はほどほどにした方が良いって、言わはってるんやな。

 ふ~ん。

 これって、日付、いつやったっけ。その時点での意見ね。

 

 何か、もやっとするわ。

 そこで思い出したのが、昨日の、田坂広志さんの言葉。

 危機管理では、「安全」と「安心」が必要である。

 医者の言う検査を抑えた方が良いということの合理性は、医療を施すか施さないかという切り口から見た時の、「安全」の範囲をクリアするもの。

 ただし、私が星空に向かってぶちぎれていたのは、「安心」が満たされていないからだ。

 そして、世界は、医療を施すかどうかという切り口だけでは回っていない。

 情報を正しく伝えても、家で大人しくしているのが一番いい軽症者や無症状者が、病院に殺到して、医療崩壊を招くというのは、人の心理や行動から考えた合理的な一つの考えなんだろう。

 確かに、マスクとトイレットペーパーが、それを証明している。

 ただ、一方で、検査をしない、市中の感染率が分からない、そういう状態においていることが、他の面から見てもベストなのかどうかは違うと思う。

 ↑こういうところが可愛くないんやな、私。分かってるねんけどな。

 市中の感染率を知りたいと思う人はいる。

 玉川さんや、私みたいなタイプだ。結構な比率いてると思うんやけど。かつての生徒さんもきっとそうやろうな。

 今の現状を見ると、若者は重症化しにくいことと、市中の感染率が分かっていないことが、自粛のゆるみを生んでいる。

 経済面での不安もあって、いつまで?と人は思う。そのことで自殺者出ても人は死ぬ恐れがある。

 と、あれこれ考えが駆け巡り。

 

 確かになあ。

 以前、ある生徒さんが言うてはった。恋愛に関して、もっと頑張ったらいいのにという人は消極的で、アンタはちょっと大人しくした方がエエでっていう人が、ずっと積極的、みたいなことを。

 きっと、何事もそうなんやろうなって、ふと思った。

 例えば、データを出して注意喚起したら、すでに注意していてそれ以上やらんでええでっていう人には、強く響くけど、お前や!っていう人には、全く響かんのかもしれん。

 お前や!渋谷で騒いどる、お前や!若者と言っても、一部で、そうでない人がたくさんいてるのは分かる。

 ああ。

 今だけ行動履歴をちゃんと追っかけて、医療を受けるときの順位を、下げて欲しいで。

 「診ますよ、もちろん。でも、あなた、最後ね」って、言われて欲しいもんや。

 話し戻します。

 で、検査をたくさんした場合、データの出しようでは、容易にパニックが起こる心配もある。

 そいうことか。

 

 って、もうお分かりかと思うのですが。

 モーニングショーを、ガチで見ている人です。

 何でもかんでもはムリやけど、自分にとって重要と思えることに関しては、自分がどこにいるのか、確認しないと不安で気持ち悪い人なんです。

 そういう人は一定数いる。

 何も知りたくない人も、いることは知っている。

 モーニングショーが、煽っていると言われるけど、私みたいに、(中途半端にこざかしいので)物事が筋道だって見えてこないとむしろ怖い、そういう人の心を救うのに、モーニングショーの取り上げ方は、とても論理的で合理的なんです。

 そもそも、なぜ他の局のコロナ関連を見ないかというと、論理性が弱いので、内容的に響かんからですよ。

 民衆みんなアホやから、一律に、それなりのことを伝えておいた方がエエやろうって、もっとカシコな人は思うのかもしれない。

 でも、もっとカシコな人は分かっていないのかもしれない。

 もっとカシコな集団の外側の集団の人であっても、変な説明されたら気付くし、そしたら余計不安になるんだってことを。

 

 くっそ。

 医者に、医療関係者以外、アホやと思われとるわ。

 って、被害妄想にとらわれる。

 

 きっと、人間性が素直な人は、きっと賢い人が知らんでもエエって思ってはることまでは、知らん方がええんやなって、納得すると思う。

 私も、知らんでエエことで、知りたくないことも、蓋をすることもあるけど。

 知りたいこともある。

 それを、KYと称するんやね。世間では。

 玉川さんも、嫌われているとか、KYとか書かれていた。

 じゃ、そういうめんどくさい人は、この世に必要ないのか?

 

 昔は、自分のこととして、この世に必要ないのか?私の性格は、ダメダメでしかないのか?って、悩んでたこともあった。

 長年生きてきて、気づいたんです。

 両親の介護でドタバタして、問題解決に考えに考えて、自分を抑えて抑えて、自己主張してぶつかって、近所から嫁いで実家の両親の介護問題に向き合っておられるお姉さんと話して。

 お姉さんが、本心から、私に言った。

 「偉いね、ちゃんと、自分の考えを言えて」

 そう、きっと、必要ない事はない。

 なぜなら、空気を読む人ばっかりでは、皆が同じ方向に一斉に走ったら、場合によっては、人類が丸ごと滅びるから、ヘンコは一定数作られているんだ。

 言うておくけど、KYは、空気が読めないんじゃない。空気を読めているけど、ついて行くことを納得してないだけやからね。意固地ともいう。

 

 と、いろいろ、考えが巡って行ったのだ。

 橋下徹さんの文章から。

 だったら、正解は何?

 そういえば、この頃大好きな岡田晴恵先生が言うてはったな。

 尾身さんの言葉に関して、どういう意味だと思うかと、他の誰だったかに尋ねられて。

 「ほんとに、分からないんだと思います」って。

 

 ああ、ホンマに分からんのやなあって、思った。

 どんなにカシコって括っても、その人たちだけで、正解を導き出せるわけではない。

 玉川さんが、ダイヤモンドプリンセス号が、入港する前だったと思う、早い時期に言うてはった。

 「隔離しないといけない状況に備えて、国の使っていない施設何かを中心に、使える施設を洗い出してリストアップしておくべきだ」みたいなことを。

 まあ、早すぎるんやな。

 で、実際にやる人にとっては、人的なコストもかかるから、ホンマにどこまで必要か、早い時期には決断しにくいってことで。

 結果的に、この局面で、やっぱり用意しておいた方が良いような流れに来たような気がする。

 ただ、今回に関しては、悪くなる人が、結構な医療を受けないといけないのに対して、未症状、軽症といった人は、自宅で何とかなりそうかもしれないということからして、隔離までしたら、効果に対して、コストかかり過ぎでは?って、見方も当然ある訳やし。

 もっと怖い感染症やったら、迷わず、隔離を考えたと思うけど。

 と、油断したと思った瞬間に、イタリアで一気に来たわけで。

 「専門家」の人の予測を、あざ笑うかのように、現実が、裏をかいたかのような動きになる。

 過去の経験や、現状の分析から、もっと、現代の英知をもってすれば、ある程度の動向の予測ができるのではないか?って、「専門家」も、思っておられたんかなあ。

 もちろん、私もそう期待してた。

 ただ、現実を目の前に、分からないことはあると、思い知らされている。

 まさに、人のありようを、神様に試されていると、改めて感じた。

 

 こないだ、ふと思って。

 そもそも、私たちが普通に罹っている、昔からあるコロナって、どのくらい分かっているんだろう?

 もしかして、それだって、一番ウィルスを排出するタイミングはあって、でも、今回のみたいに、無症状の人がいたり、無症状で感染広げている人が、いるのかもしれない。

 ただ、そこって、きっと誰も調べてないんやろうな。

 って、話を、かかりつけの先生と、ちらっと世間話をした。

 だとしたら、きっと、現実的に対処するのに、何もかも分かっていることばかりではなく、どこまでも知ろうとすると、効果が低いところにコストをかけるという無駄が起こるんやなあ。

 ただ、今回のコロナ、症状がなくて人に移している人がいる、それだけでは、こんな騒ぎにならない。

 このコロナ特有の、症状の怖さはあるんやなあって、思う。

 

 ここからは、間違ってたらすみません。あちこちで見聞きしたことで、ちゃんとした方が言うてはったことを、私なりに記憶していることなんですが。

 自分の中で、つなぎ合わせてみた。

 通常のコロナやインフルでも、肺炎を起こすことはある。ただ、その場合の肺炎は、風邪やインフルにかかって弱っているところへ、細菌性の肺炎を起こすので、肺炎症状は抗生物質が効く。ただ、コビット19は、ウィルス単独で肺炎症状を起こす。

 数時間前まで、発熱はあっても元気だった人が、急に肺炎症状が悪化して、危険な状態になるまでがいきなりで早いから油断できない。

 通常の肺炎では、肺の組織が壊れる。壊れてしまうと、不可逆的で元に戻らない。ただ、コビット19は、一時的な炎症で酸素の交換ができなくなるが、組織そのものが重大なダメージを受けている訳ではないから、エクモにつないで、炎症を抑えるための処置を試みて炎症がおさまれば、また自分の灰で呼吸ができる。だからエクモが有効なんだと考えている。

 って、いろいろなところで聞いた、おそらくホントだろうってことを、記憶をたどってみた。

 で、どうして、高血圧、心疾患、糖尿病など持病がある人になるのか?

 呼吸器症状がある人は、もともと、酸素を取り入れるのに、何等か、効率の悪さやら何やらがあるからだろう。

 どうして、最初に高血圧が来るのか?

 っていうところも、自分の中でシミュレーションしてみた。

 母のことで、けっこうシミュレーションしているので。

 最初に高血圧。

 高血圧が起こる大きな理由は、動脈硬化が起こっているから、血液を流すための経路が固かったり、狭かったりして、もともと流すための効率が悪くなっているという背景を持っていることが多いからだ、たぶん。

 あ、塩分を取ると血圧が上がるのは、血中の塩分濃度を一定に保とうとして、血管内に水分が入り、それでなくても狭くてかたいところに巡っている液体の体積が上がるからです。

 呼吸しても酸素が取り込みにくくなり、血中の酸素飽和度が下がると、酸素欲しさに血液を循環させるべく、心臓が強く動き出そうとして、血圧が上がる。

 その割には、酸素飽和度は上がって来ない。

 もっと、心臓が働こうとする。

 長期的には、血圧の高さで血管が傷むと見ることができるけど、それで急に血管が損傷して死に至るというよりも、他の要因なんやろうな。

 エクモにつないでもらったとする

 酸素が供給され始める。

 ただ、流れそのものの効率が良い、柔らかい若い体と、流れが悪くて酸素を行き渡らせる効率が悪い体では、酸素が足りていなくて苦しい時間が違う。

 結局、全身に負担がかかる。

 心臓も、必死に働いたけれど、一方で、働いている割には心臓の筋肉もまた、酸素が不足することになる。

 じゃ、糖尿は・・・うちは糖尿家系ではないけど、糖質制限がらみで、結構お勉強したので、そっちも、どういうことか、何となくシミュレーションする。

 ああ、そういうことか。すみません、省略します。

 

 この頃、甘いもの食べすぎ傾向を、ちょっと反省する。

 ただ、風邪とだけ考えた時、コレステロール値を上げていないと、免疫力が落ちる。

 そしてまた、口から栄養摂取できない期間には、外から点滴をしても限界がある。

 体脂肪率が低すぎる人は、その期間が危険だと思う。

 知人のトライアスロンをしていたアスリートは、20代の頃の知り合いだけど、しょっちゅう風邪をひいていて、風邪の直りが遅かったし、イケメン元体操選手の塚原さんは、体脂肪が低いので風邪には気を付けていると現役時代に仰っていた。

 ダイエットをしている小学生が、インフルエンザで、一時生死をさまよった話を、実は、新型コロナが騒がれるまえに、たまたま聞いていた。

 

 そんな余計な事(!)を、しょっちゅういろいろ考えて生きている。

 ちなみに玉川さんは、なおみちゃん(大坂なおみ)が、何であんなにカワイイのか、休みの日に、分析していたそうだ。

 世の中はそういう人が、少数派らしい。けっこう、いることはいるって、知ってるけど。

 でも、そう考えるから、怖いな気を付けようって、思うんです。

 

 きっと、分かっていることもある。

 そして、分かっているつもりが、思わぬところで、裏をかかれる。

 

 若者。

 私も、自分の体調が崩れたり、両親の体のことに直面したりして、身近に感じる機会が増えて気づいたんだけど。

 そういう機会が、まだまだ遠いんやろうなあ。

 それに医者も、生身の人間やから、何でもかんでも対処できるわけやないんやなあって、それも経験値で思う。

 で、市中感染率、知ることって、医者のいう、医療崩壊を起こさないために検査を抑えることが正しいとは、違う意味合いで、分かることのメリットはあると思うんですよね。

 もう調べてはるんかなあ?いや、そこまでは、無駄なコストをかけることとみなされているんかなあ?

 そんな簡単には、「答えは一つ」って、丸め込まれへんで。

 橋下さんも、ある意味甘いな。

 ↑究極に嫌な女(笑)

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