粗悪品だったか!抗体検査キット

 今日、スマホでニュースを見ていて、小野昌弘さんという人の書かれた記事を見つけた。

 へ~。抗体検査キット、粗悪品だったようです。

 検査の話だけではなく、感染対策を、イギリスなどがどう考えているかなんていう話も書かれています。

 知りたかった話が、ちゃんと全体像を俯瞰して、順序だてて書かれていて、納得でした。

 良かったら、読んでみてください。

 英政府の対コロナウイルス戦争の集団免疫路線から社会封鎖への「方針転換」と隠れた戦略

 英国でのコロナウイルス感染爆発と全土封鎖、NHSナイチンゲール設立の意味

 未完成品であったコロナ迅速抗体検査~現状の分析と今後の見通し

 でも。

 これを見て、かなりがっくりした。

 長い闘いなんや。

 っていうか、そんな長い間、私はどうやって収入を得たら良いんだい?

 社会は、どうやって回して行けば良いんだい?

 

 イギリスが仕入れた抗体検査キット、350万キットは、粗悪品だったらしくちゃんとした抗体検査キットを作るのはどういう工程なのかも書かれていました。

 3つリンクを張っている最後の記事の一部です。

何をすればよいかというと、生化学者・免疫学者に検体を与えて性能のよい検査試薬を開発させる。そして経験豊富で有能な技官を集めて、多くの患者検体を1、2年にわたって分析してもらう。臨床データと関連しながら調べることで、検査で測定している抗体が本当にコロナウイルス の免疫に効いているかがわかる。

こうしていったん正確な検査が出来上がれば、これを基盤にして、迅速検査の開発を早急にできる。こういう過程を経て作られた迅速検査こそが信頼にたる正確なものになるであろう。

 ”臨床データと関連しながら調べることで、検査で測定している抗体が、本当にコロナウィルスの免疫に効いているかがわかる”

 つまり、実際に罹患して免疫を獲得した人が特定の抗体を一定量持っていることで次の感染が起こらないという、抗体の量と罹患の関係をちゃんと確認しないといけないということですね。その調査は、物質をコテコテ触る話ではないため、ここに時間がかかるということだなあと理解しました。

 迅速検査キットを作る事に関しても、時間がかかる。

 

 さらに、行動制限をすることで感染者を減らすというのは、飽くまでも、人と人の接触を減らすことで広がることを抑えられた結果だけで、多くの人が罹って治り、集団免疫を持つのには、何度も封鎖と解除を繰り返す必要があると書かれている。

 もしくはワクチンができるまで、少なくとも18カ月かかると言われているらしい。

 

 既存のお薬で使えそうなものを探す話はどうなったんだろう?

 それを使うにも、検査は必須ですもんね。

 一定以上、感染が広がったら医療崩壊が起こるので、やはり、感染が広がらないように行動制限をしながら、症状が出たら検査してもらって、使えるお薬が出てきたらそこで使ってもらう。

 やっぱり、経済活動というか、いろんな活動は、長い間制限されてしまうことになるということか。

 オリンピック、大丈夫なんでしょうか?

 世界の人々の健康を脅かしてまで、開催しても良いもんなんでしょうか?

 医療崩壊が起こっていれば、いろんな場面で弱者になる人が危ない。

 妊婦さん、他の病気で体力が落ちている人、交通事故などに遭ったケガ人、普通だと治る初期のがん患者、そういう人が、医療体制が崩壊していることで、危険にさらされる。

 行動制限はやめてしまった方が良いという話が難しいことは、イギリスが方針転換をしたことでも、裏付けられます。行動制限は、やはり必要のようです。

 私たちは、その時間を、どうやって過ごすんだろう?

 

 ナショナリズムが強まっていると感じていた頃、ふと、戦争なんかが起こってしまったら、今の暮らしは奪われてしまうんだなあって、ぼんやり考えたことがある。

 それは、こういう感染症のパンデミックによっても、奪われてしまう物だったんだなあと思う。

 でも、ワクチン開発までに、短くても1年半?

 1年半は長いけど、終わりが見えているかもしれない希望はある。戦争とは違う。

 集団免疫の考え方からすると、完全な終息に5年かかるという見通しもあったけど。

 それでは、終息したころには、老後の手前やな、私。

 甥姪たちの若くて輝けるはずの時期が、長い間、重苦しい空気の中で過ぎていくのか。

 友人たちと集まって、何かをすることが、自由にできない。学校は、どうなる?

 パンデミックの後の世界は、元の世界と同じではない。

 確かに、これほどの影響があったら、変わらない訳がない。

 最初考えていた以上に、大ごとだった。

 でも、その時間を、ただ政府にお金下さいで、過ごす訳には行かないよねえ。

 何かできることはないんだろうか?

 

 もう一つ、これは、今はまだ、地域差があるということですが。

 それも、自然に任せていては、どうなるのかは分かりません。

 密集地域の感染状況をにらみながら、目先の行動制限の指標にするのはもちろんですが、田舎は田舎で、都市部との交流の頻度や、日常生活での込み具合の違いから、きっと感染拡大の状態の推移が違うはず。

 その田舎エリアでの行動をどうするのか?例えば、観光に頼ってきた地域はどうなるのか。それぞれに、独自のプランと実行が必要だと思います。

 そのためには、この地域では、感染地域からの移動をお断りしていると、明確に打ち出す、だとしたらいつまでの見込みとか、自分たちだけではできない部分も、考えて広報するというリスクコミュニケーションが要るんだと思うんですけどね。

 ヒョーゴスラビアですからね。地域差大きい。

 しかも、今回のことで、井戸さんの頭が固いことは、よく分かってしまった。リスコミもさっぱりですしね。

 お仕事も、どこまでの範囲でして良いのか、判断に困るというものです。

 今後の生活のプランを練らないといけないのかなあと思いつつも。

 母のことがあるので、感染リスクの高いバイトをする訳にも行きませんしね。

 あらゆる可能性を考えましたが、母の介護施設利用を一切やめて、母の年金にぶら下がって暮らす案とかも、多くの選択肢の洗い出しの中の一案として出てきたんですが、精神衛生上、死にそうなので無理。それを言うと、今、お子さんたちがそうなんですよね。っていうか、そういう選択肢があるということは、母がまじめに働いた証拠やなって、改めて思います。えらいえらい。

 緊急事態宣言に、兵庫県も入るとのこと。最低限、神戸と阪神間、姫路エリアは、人が多いので、兵庫県が入らなかった場合を考えると、井戸知事の楽観的な判断が怖いので、まあ、これは妥当と考えるしかないなあと思います。

 さて。

 どうしようか?

 貧困な脳ミソでは、やっぱりネット通販しか思いつかんなあ。(笑)

 ヘンな発言ですみません。

 オタク体質で、篭っていろいろやるのが好きな質なので、人にあまりに会わないことが辛い一方で、だらだらとかなりのんびり過ごしていることに、これはこれで、ちょっと快適って、怠け者な私が言います。

 これで、ベーシックインカムがあるなら、働かへんな私。ずっと、作品作って暮らす。

 おいおい!

 ないので、何かプラン考えようっと。

 

 そうそう、小野さんの記事には、それにしても荒唐無稽なことをと思える対策を本気で考えているらしいことが書かれていました。

これゆえに英国やドイツなどの政府は、免疫成立証明書の発行を検討しているのである。一度感染して免疫が成立した人に抗体検査を行い、その証明をいわば免疫パスポートとして与え、優先的に職場復帰してもらうというわけである。

 確かに、一回罹って免疫ができて、それで本当に罹らないのなら、罹って治った人の方が、むしろ安心なくらいって、思ったことはあった。絶対に大丈夫かどうかは、分かってはいないですが。

 それを、政府が本気でやる?

 だったら、わざと罹ることを考える人が出てきそうだと書いていた人もいて。

 いやいや、その時に、たまたま、医療が回らなくなっていて、呼吸器が必要になったら、ホンマに怖いですよ。

 そうそう、イギリスのジョンソン首相が、呼吸器が要る状態になっていると報道がありまして。55歳だそうです。やっぱり怖いわ、私も若くないし。

 ほんまに、不謹慎ですが、SF小説以上にSFみたいだと思います。

 ランちゃんの散歩中は、のどかで、田んぼ道では、誰とも出会いません。

 そこまで危機が迫っているのに、妙に静かな時間が、本当に、自分がSFの中にいるような気分になって来ます。

 

 またまた不謹慎ですが。

 荒唐無稽なことを、考えてしまいます。絶対ないけど。

 エッセイなども書かれている生物学者の福岡伸一さんが、食料などの必要な物を用意しておいて、2週間、家族単位で家に篭ってもらい誰も家から出なければ、理論上は、感染は収まると書かれていた。

 それは、私も考えた。もっとも、時間差で、1週間目に家族が感染してというようなことが起こると、2週間では足りなくなるけど。

 どうしても、病院に行かないといけない人もいるので、無理ですけどね。

 インフラにかかわる仕事の人もいて、無理ですけどね。

 さらに、山中教授が、医療崩壊を防ぐために、例えば感染しても症状が出ない医療従事者に、感染者のお世話をしてもらうなどの奇抜なくらいの工夫で乗り切らないといけないかもしれないというようなことを仰っていた。

 本当に、SFの世界やね。

 それを言うなら、田舎で、まだ感染が起こっていない場所に、工場などを作るとか。

 そのエリアに踏み込むためには、検査で陰性が確認されるとか、2週間自己隔離するとか、決してその小さな閉じられた世界に、感染を広げないようにして。

 あたかも、月や火星に移民するかのように。

 そうして、小さな閉じられた街をたくさん存在させる。

 出歩けない大きな都会にいるよりは、もう少しは、自由がある。

 街と街の間は、行き来できないけれど、通信でつながっていて、コミュニケーションが取れる。

 宇宙船に勤務しているお父さんと、テレビ電話で会話をするかのように。

 なんてね。

 きっと、どこかで、何人くらいかは知らんけど、こういうアホなことを、考えていたりするんだろうな。

 ちょっとした、現実逃避です。

 

 でも、甥たちの学校は、どうなるんやろう?

 あ、この後、いろいろ妄想が膨らんでいったのですが。

 長くなるので、このへんで、一旦終わります。

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