声を発すること

 この頃、何かと、無防備に書いていますが。

 いえ、自分の中で、究極ダメなことは書いてないつもりですが。

 ヤフーニュースのコメントに書いてあったんですけどね。

 日本人は、一定以上の知識層は、自分の考えを言わないからと書いていた人がいた。

 そうやな。

 「不言実行」「口は災いの元」「出る杭は打たれる」「キジも鳴かずば」等々。

 頭を低くしておくことが美徳とされている文化はある。

 でもある時見たあれば、何だったんだろう?

 「出ない杭は腐る」

 今日のモーニングショーで、玉川さんが言うてはったんですけど。

 財務省の偉い人からメール来たそうなんですよ。そしたら、羽鳥さんが、「良くメール来ますね」って。

 ほら、玉川さんは、私の位置づけでは「自然の摂理」という大きなルールに従おうとしている人に見えるので、きっと嘘じゃないと思う。

 財務官僚の偉い人によると。やはり、感染対策のために、保証をして休業してもらう、それには復興税や赤字国債などの発行で、使った分を後から手当てする。それを早くやって、早く終息させないと、長引かせると経済的な打撃か余計大きくなる。というようなことを、考えられているそうだ。

 隣に座っていた経済評論家の加谷圭一さんも、玉川さんの言葉に、うんうんうなずくしぐさをしていた。

 カシコの多くの人が、そう考えているんだろう。

 でも、組織の中にいるから、声を発することができない。

 疫学的にも、一刻も早く手を打つ方が、効果はちゃんと出る。

 5日で倍という傾向が見えている以上、10日遅れたら、4倍に増える。人的な負担が、4倍になるねんで。

 2週間、14日なら、14割る5で、2.8倍、2の2.8乗で、6.96倍。これは、累積ではなく一日の発生数。何もしなければ、これだけ増える。

 人との接触を8割に抑えたら、減少に転じるという試算があるけれど、これは試算。

 それを信じるのならば、8割減らせなければ、理論上は、減少に転じないので、今のままの数字かそれよりも増える(例えば東京で言えば181人より少し多めで、じわじわと増える)ことになる。それは、トータルでなくて、一日だから、2週間で、181×14=2520人、それよりも少し多くなることになる。2週間では退院していないようなので、トータルはもっと。それでも、これは、抑えられての数字だ。

 だからこそ、8割減らすのではない!

 9割でも、10割でも、減らしたらエエねん!

 でも、食品関係、医療関係、電機水道ガス通信の維持など、命をつなぐ所はどうしても止められない。それ以外は止めたら良いねん。

 そうすれば、減少に転じて、医療崩壊もどうにか食い止められるか、もうぎりぎりのはず。

 早く効果が出なくては、いつまでもこの状態を長く続けることになる。長引けば、経済への打撃も大きくなる。

 疫学と経済学は、対立してはいない。

 長引かせたら、結局経済への打撃はかえって大きくなる。

 どうにも、それが分かっていないようで、イライラする。なんてアホなんや!

 8割減らすより、9割減らした方が、効果は大きいんやで!

 それで、8割まで減ったか、2週間様子を見る?

 8割を最終目標にしてるんやないで!ちいぱっぱめ!

 8割人とのかかわりが減らせてその目標を達成出来たら、終わりと違うで!

 そこから減少に転じて、ある程度の収束が見えてきた時に、次の判断をする。

 それやのに、何あの、西村コロナ担当大臣、残念過ぎて、経歴調べてしまいました。

 東大法学部卒、兵庫県明石市出身。兵庫県出身者とは、何か、迷惑。

 そうそう、石川県知事。アホ丸出し!経歴調べました。東大法学部卒、兵庫県西脇市出身。兵庫県出身とは、迷惑。

 あ、山口真由さんも東大法学部卒、北海道出身。

 まあ、出身大学では、ちゃんとしたものを決められるかどうか、決まらんということですね。

 西村さんは、状況判断なのか人間関係なのか、自然の摂理という大きなルールではなく、忖度という人間界のルールに従う人なのは、よく分かってしまった。

 ホンマに、頭悪い奴しか、うっかり本音を言わんのか?

 そしたら、日本はお終いや。

 

 じゃ、何で私は、本音を書いているのか?

 しがらみが少ないし、あんまり賢くないからだろう。

 でも、無い訳じゃないですよ。

 あんまり無謀とか、癖強いとか思われたら、先生業としては致命的かもしれんと思いつつ書いている。

 何故か?

 それよりも、多くの人が犠牲になったり、経済がより深い痛手を負うかも知れない事の怖さと、自分のイメージが保てないことの怖さを天秤にかけたら、イメージを保てないよりずっと怖いことがあると思うから。

 以前にホンコンさんが言っていた。新体操のパワハラ問題で、現役時代は告発をためらうという話に、「自分を殺してまで、(現役を)やったって、そんなんホンマに幸せか」というような発言をされていて。ピュアだと思った。私は、現役優先派やな。そのあと告発できる勇気があるかは分からんなあ。

 でも、そういうことなんです。

 この急場に、目先のことで、身だけ守っても幸せかなって、思う。

 きっと、固定費が光熱費だけ、もともと業績が低空飛行気味、先生業は好調な時でも首になるとかいう致命的なしがらみが少ない。

 だからやな。

 書きやすいポジションではある。

 だからやな。

 それでも黙るって、何か、幸せじゃないと思ったから書いているのかも知れない。

 それだけじゃないですけどね。

 本当に、カシコがもっと、正しいことを言える日本であれば良いのに。

 

 日本の、余計なことは極力言わないカルチャーは、農耕民のせいなんかなと思う。

 土地がなければ耕せず、気に入らないからと言って、引っ越す訳には行かず。

 先祖代々、その先もずっと、同じ土地で暮らしていく人たちとは、仲良くする必要があった。

 それでも、一揆は起きましたからね。

 抑え込まれてしまって、罰せられて命を失うのに。

 なぜなら、そのままでも、命を失うことが見えていて、そこを天秤にかけた結果なんでしょうね。

 

 本当に、もっとちゃんとカシコの人が、ちゃんと物を言える日本なら良いのに。

 ただ、東大法学部という肩書でも、アカン人はアカンことが、証明されましたね。

 あ、愛知県の大村知事も、東大法学部卒でした。「移って治る」って言わはった人ね。

 山口真由さんもなので、一括りにはできません。

 いろいろやっちゅ~ことですね。

 大局観ないわ。

 ホンマのカシコで、ちゃんと正しいことを声にしてくれる人、求ム!

 

 今の政府のやり方見てたら思うんです。

 賭けとか、弱いんやろうな。

 一気につぎ込む。効果が出るかもしれない。効果は十分には出ないかもしれない。

 少しずつつぎ込んだらどうか?一気につぎ込んでもダメなものは、少しずつつぎ込んでも結局ダメ。

 だったら、最初に一気につぎ込むしか、道はないと思うけどな。

 例えば、土手が決壊しかかっていたら、小さいほころびの内に人を投入して直す。

 決壊するのを確認してから、人をつぎ込んでも、どうにもならない。

 無理。

 アホに舵取りさせるなんて。

 震災の時みたいに、まだ備えの意識もないころに、どんと揺れたのは、食い止められなかった被害。

 でも、今回は、時間があったのに。じわじわ来る災害だったのに。

 何より、諸外国の方が先に大きなことになって、それをお手本に出来たのに、できることをやらずに食い止められなかったとしたら、それはもはや人災だ。

 マニュアルないと物を決められへん奴には、危機管理なんてできないわ!

 マニュアル主義で、学校という組織の中で管理されやすいことが求められた日本が生み出した「理想的な学校教育の賜物」は、イノベーション無理、危機管理無理な人材でしかないらしい。

 とりあえず、今や。

 急場を乗り切りたい。

 センセーに言われないと自粛できないというのは、最たるもの。

 自分で考えろ!

 自粛できずにうろついたその結果は、前の方のブログで書いていたように、この状況を長引かせるという、痛い結果として返ってこようとしているやんか。

 政府の人たちの、経済がっていう、弱腰の姿勢と、ホンマに温度差感じる。

 怒りを覚える。

 

 おっと、怒って終わりましたね。

 まあ、良いか。

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