純粋に数字として見た「70%」

 本日、2回目の投稿。

 気になるから、さっさと書いておこう。

 PCR検査の偽陰性70%の、意味を考えてみた。

 70% (有効桁、1桁)

 70%(有効桁、2桁)

 70.0%

 70.00%

 という数字が並んでいたとする。

 これが表しているのは、四捨五入してあったとすると、上から。

 65以上~74.99・・。十の位は、ほぼ正しくても、一の位は、幅を持った意味合いになる。

 69.5~70.499・・。一の位までほぼ正しいが、その下の位は、幅を持っているという意味。

 69.95~70.9499・・。

 69.995~70.99499・・。

 物理なんかで扱うときは、そんな風に見る。

 わ、また、めんどくさい話に。

 

 さて、PCR検査の精度が70%というと。

 有効桁、一桁と考えるべきやろなと思う。

 仮に、確認のための基準になる試料で、予備的なテスト(きっと専門的な呼び方があると思う)をした上で、有能桁二桁というには、最低でも、200件のテストをしないといけないことになる。(四捨五入なので多分。0.5%まで、出ないといけないので。)

 とまあ、そんな理由で、7割という数値。

 陽性の人、10人検査して、10人とも見つかることもあれば、初期の人ばっかりで、5人しか見つからないこともあるかも。それを一杯積み重ねて、7割。

 

 で、偽陽性が出たら、ほんとは陰性なのに、隔離することにって、あの話。

 偽陽性を1%と仮定して、って、仮の計算がされてたのですが。

 どっかで、いかにも、偽陽性が必ずでることを前提に書いている人がいて、違和感持つんですよ。

 この数値は、あくまでも仮で、テストによって確定した数値ではないはずだ。

 1%って。

 有効桁、一桁にしようとしたら、テスト、間違いなく陰性である人を、2000件はしないとでない数値や。なので、その考え方からして、私は、仮の計算上に使った数値が、一人歩きしたと、感じていた。

 今もそう思ってます。

 

 天文学で扱う数値は、桁で考えます。

 あの子の家、遠いで。

 どのくらい?

 1キロ?10キロ?100キロ?1000キロ?

 って、ざっくりと、桁で感じる。宇宙は、大きいから。

 でも、車で行くときなら、所要時間知りたいし。

 どのくらい?

 え~?詳しくわからん、31キロあるかな、32キロはあるかな?

 いやいや、だいだい30キロちょっとで、わかるし。

 

 偽陽性。

 いまだに疑ってます。

 検体の汚染で、陰性を陽性と知らせたのは、実際に起こりましたが。

 検査を絞らないといけない。

できる検査のキャパが少ないなら、症状の出てない人を検査して浪費するなら、症状のある人と、陽性の人と長く一緒にいて不安な人を優先しないと。

 その説明に、偽陰性を持ち込んだことで、説明が嘘臭くなったと思います。

 

 病気は、一事が万事。

 全体から見て、一件増えただけと見えても、その一件が、私がかかったらと、自分に降りかかってきたとき、誤差の範囲でも何でもなく、ものすごくシビアです。

 ただ、純粋に数値として見たとき。

 偽陰性の数値を扱うなら、ほんまに1%なら、科学的には、検査で陽性と確認できる確率が7割なら。

 検査から見て、確率的には、二桁違うと、認識される数値です。

 こないだ、京都市の医師会が、入院時や転院時にも、PCR検査したいと言うてはった記事がありました。

 そうやんな。

 3割見逃しても、7割見つけられたら、院内感染のリスクを下げられる。

 そんなニュースにも、一般の人のコメントで、偽陰性をかんがえてら、地域全体では大変なことになるって、マヌケなコメント書いていた人がいました。

 これが、日本の教育の成果なのか?

 ペテン師に、騙されるで。

 

 まあ、私だって、信じたいことなら、うっかり信じてしまわないとは言えないです。

 でも、何かなあ。

 数字を見るとき、そんな目で見る習性があるのでした。

 正に、重箱のスミをつつく女。

 でも、日常は、テキトーです。

 

 で、天文学的見方したら、30キロちょっとは、10キロか100キロかなら、どっち?

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