またいつもの「カメラが欲しい」

 カメラ欲しいです。

 今、収入激減で、それどころじゃないのです。

 が、いつもの事です。

 多分、買えません。

 めんどくさい長文なので、興味ある方(いるのか?)だけ、読んでください。

 

 カメラは、今、コンデジにしたら割と良いのを持っています。

  キャノンパワーショットG7XマークⅡ(横着してカタカナ表記)というカメラです。

 元々は、トンボ玉製作動画をアップしようと思って、液晶がパカッて上に上がって、自撮りがしやすかったりするカメラで。(バリアングルというらしい)

 ついでに、ISO感度が高くて、暗さに強いものが欲しかったから選んだのですが。

 ヤマダ電機のお兄さんに相談したところ、当時出ていたミラーレスカメラは、オート中心に使いたい人向けなので、お勧めしないと。

結果、このコンパクトデジカメはかなり正解で、天体観望の趣味を再開してみれば、暗さにも強いし、ピント合わせがマニュアルでできることから、星のピント合わせをかなりきちっとできることが分かり。

 かなり満足して使っていた。

 今も。

 明るくとれる、暗い場所でも相当明るく撮れるというのは、本当に便利。

撮る時間帯が夜でも、ライトを色々変えてみても、少々 のことならついてくる。

 ただ、ふと。

 もっとガチでマクロ撮影がしたくなった。

 私が持ってるマクロレンズは、20年以上前の会社員だったときに、京橋のカメラ屋で買った。

 水中カメラのハウジングの中で、無茶をしたので、一部動きがおかしいんだけど、トンボ玉撮影になら十分使える。

 でも、ほんとは新しいのがほしかった。

 が、一デジ本体が古すぎて、部品の保存期間を過ぎたという連絡が来てから随分経つ。今日ネットで見たら、中古が880円で出ていた。

 まず、ISO感度か低い。

 階調表現なんかも、今のと全然違うんじゃないかと思う。

 

 で、今時のカメラってどうなん?って見に行った。

 まだ、一眼レフとして出ているカメラはある。

 中級機としては、EOS90Dと、EOS M6マークⅡの2機種。

 違いは、後者が、センサーがフルサイズで、前者が、一回り小さいセンサーで、私が持ってる880円になってしまったカメラと同じサイズ。

 

 ただ、キャノンは、なのか、世間はなのか、ミラーレスに行ってるんだなと思った。

 コンデジは、液晶を見て撮影してて満足してるわけなので、一眼でなかったら困る理由は何なんか?って話なんですが。

 例えば、蛍撮影。

 液晶が明るすぎて、液晶の光が私のからだに反射したものが眩しくて、蛍に警戒されてしまう。

 中級機よりもお高く、フラグシップ機よりも少し安い、かなりすごいことになっているミラーレスには、ファインダーがついている。

 ミラーがないから、ファインダーのなかに、小さな液晶が仕込んであるってことだ。

 うん。

 これで十分や。

 レンズ越しに入って来た光をミラー二枚で反射した像を見ながら、被写体を狙っていた。

 が、ミラーを使わなくても、レンズから入って来てセンサーに到達する像を、ファインダーの中の小さい液晶の方で目で確認できる。蛍もビックリしない。

 というか、最新機種では、この小さな液晶が、かなり目で見たときに迫る程の出来だと書いてある。

 人間の目は、従来のカメラのセンサーと比べたら、暗さには強かった。色を見分けることが極端にできにくくなるようなんだけど。

 だからこそ、人間の目で見る光学ファインダーの方が、良いように思われてきたんだろうけど。

 多分すぐに、液晶ファインダーの方が良くなってくるんじゃないかという気がする。

 というのは、今持っているコンデジなんですけど。

 四秒くらい露出したら、私の目には見えていない星を写し出している。

 去年、彗星を探すときに、カメラで当てずっぽうで露出して、撮れた画像を探して、彗星の位置を確認し、その場所を双眼鏡で探して観望をした。

 私の目は、結構ポンコツにできていて、ピントは合わないし、暗いものに弱い。

 カメラのレンズとセンサーを通す事で、自分の目だけでは見えない世界を、見ることができていた。

 カメラのセンサーが、さらに進化したら、液晶ビューファインダーには、自分の目でミラーの反射越しに見ては見えないものまで、見えるようになるんだろうと思う。

 凄い!

 しかも、ミラーが上がったり下がったりしない方が、カメラに振動が伝わらないから、ブレが起こりにくくなる。

 ますます、光学ビューファインダーの存在価値が分からなくなる。あ、電池を食わないというメリットはある。

 欲しい!

 EOS R3で、税込み748000円。EOS R5で、安いところで455400円。

 絶対買えない。

 しかも、この辺りのミラーレスは、センサーがフルサイズ。

 画素数は、R5の方が多い。

 R3は、画素数は抑えてあって(十二分です)、オートフォーカスの機能や良くなっていたり、連写の際の処理速度が早いようです。モータースポーツの撮影する人には良さそう。もちろん、カワセミ撮ったりとか。

だから、最近は、カワセミの写真とか、凄いのが多いんだね。

 しかも、あれだけ暗さに強かったら、追尾しなくても、まんま天の川が写せる。

 ふ~ん。

 運動神経に自信がなかったので、もっぱら動かないものを撮るのが好きだった、

 キノコとか。

 トンボ玉とか。

 でも、このくらい、カメラの方が動くものに対してカバーしてくれるなら、被写体を見つける執念深ささえあったら、私にも撮れそうな気がする。

 いやいや。

 いやいやいや。

 カワセミ撮れなくて、悔しかったあの頃。

 撮れるもんなら撮りたいと思ったことはあったけど。

 

 いや。

 シンプルに、トンボ玉を、マクロ撮影したい。

 撮りで、相当幻想的な画像ができる。

 そういうのを撮りたい。

 880円だからね。私の一デジ。

 ただ、昔買った20ミリのレンズ。

 センサーが小さいと、あまり広角に撮れないんだけど。

 フルサイズに付けてあげたら、きっと広角に撮れるはず。

 いやいや。

 そのレンズだって、今はきっと、手放すときは、安くなってると思う。手ブレ防止がついたレンズが新しく出ているはずだから。

 

 「フルサイズ」この言葉に、気持ちがぐらぐらする。

 昔、みんなが使っていた35ミリのフィルムと同じサイズのセンサーをフルサイズと呼ぶ。

 カメラが出始めの頃に若かった父は、写真撮影というよりも、カメラそのものに憧れが強くて、カメラが好きだった。

 実際、孫(私には甥姪)を撮るのは、父よりも、義妹の方が上手いと、こっそり思っていた。

 まあ、そんなこんなで。

 亡くなった父の「マニュアル」信仰と「フルサイズ」信仰は、とても深かった。

 もちろん「一眼」信仰も。

 私は、合理主義だから、オートで良いと思っていた。

 フルサイズでなくても良いと思っていた。

 ミラーレスが出てきたとき、多分あっさりと、こっちになびくだろうと思っていた。

 

 だだ、犬神家の一族で、松子さんが佐兵衛さんの亡霊に突き動かされていたかのように。

亡き父の、「フルサイズ」へのこだわりがそうさせるのか?

 どうしても、「フルサイズ」というワードに、心がざわざわする。

 

 買わないですよ!

 買えません!

 でもでも。

 画素数の多いR5に、20ミリのレンズを付けて、星野写真撮ったら・・

 いやいや。

 

 ああ、カメラ欲しい!

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