えしかる?

 「エシカル」。

 どこかのコマーシャルで、そのワードを聞きました。

 以下、ウィキペディアからの引用です。

 エシカル(ethical)とは、「倫理的」「道徳上」という意味の形容詞である。つまり、「法律などの縛りがなくても、みんなが正しい、公平だ、と思っていること」を示す。近年は、英語圏を中心に倫理的活動を「エシカル(ethical)○○○○」と表現し、エシカル「倫理的=環境保全や社会貢献」という意味合いが強くなっている。身近な倫理的活動としては、主にエシカルコンシューマリズムが挙げられる。 

 コマーシャルで聞く前に、どこかで聞いた。

 私の中で、次にブームが来て、一過性のブームに終わらず、定着して欲しいと思うものです。

 糖質制限を始めて、やせた。

 今、食事に手抜きなので、そんなに自慢できる食生活はしていない。

 でも、理想は、栄養価のある多様で新鮮なものを、シンプルな調理をして、基本的には早く食べきることだと思う。

 そうすれば、栄養価は損なわれず、時間がたってまずくなった時のために、たくさんの調味料を入れて濃い味付けにしておくという必要性がない。

 一部、発酵食品などを除いて。

 一時は、油にハマり、やけに詳しくなった。

 そのあとは、糖質制限。

 そんな、偏った健康オタクが行きついた、究極の結論。

 

 糖質制限をしていて思ったこと。

 世間で流行る食べ物は、あまり、良い物ではない。

 なぜなら、「原価率」が、低く抑えられているからだ。

 原価率を低く抑えないと、利益率が低くなり、商売として旨味がなくなるので、流行らせるメリットが少ないからだと思う。

 それって、アメリカ型の資本主義における正義だったんじゃないだろうか?

 利益を最大にすることが、会社としての正義だと聞いたような覚えがある。

 きっと、その正義は、「エシカル」ではないのだと、思う。

 

 原価率を低く抑えられる食べ物とは、どんなものか?

 主には、「精製されて保存性の良い」、「原価の安い」もの。

 糖質である、「でんぷん」「糖」、大量にだぶついた「植物油脂」。

 これらは、本来、ちゃんとしたエネルギー源で、本来なら悪者ではない。

 でも、現代人は、安いので、摂りやすく、過剰摂取になりがちなもの。

 しかも、保存性を高めるために、精製してあるので、ほかの栄養素をあまり含まない。

 それでも、「おいしい」。

 本来、エネルギー源なんだから、おいしく感じるのは当たり前だ。

 精製されているので、効率よく摂取できる。

 そのために、急激に血糖値を上げるなどの、困ったことも起こる。

 多分、デブだった頃の私を含め、その害に、体を痛めている人は、多いのだと思う。

 

 例えば、パンケーキ。

 ほとんど、粉、砂糖、植物油脂(大体は、オメガ6系脂肪酸をたくさん含む油)からできている。

 そうそう、原材料欄に書かれている「ホイップクリーム」は、植物油脂に泡立ちやすいような粘りを出す添加物を加えて泡立ててあるものなので、大半、植物油脂だと思って良い。

 ファットスプレッドやショートニングは、トランス脂肪酸を含むマーガリンのお友達だ。

 食べてないか?と聞かれたら、私、今でも、そういうのが入った加工食品を食べてますけど。

 ホンマは、何とかなりませんか?って、ちょっと思う。

 現代人の健康に、本当に良い物なのか?

 そこを問われたときに、大きな声で「Yes!」と言えないようなものを、利益のためにだけ流行らせる「企業の正義」って、本当は、とても残念だ。

 企業のトップも、企業の構成員も、「人類」な訳で。

 人類全体が、不健康になっても、自分と身内だけ、健康ならいいんだろうか?

 健全な遺伝子のプールがなければ、自分の遺伝子を、健全に残すことはできないんじゃないのか?

 人類の遺伝子を健全に残すことは、生命としての本能が望むことだと思う。

 そのあとに出てきた企業の正義と、その本能が望む正義が対立してしまったとき、本当は、どっちが優先されるのが、「エシカル」なんだろう?

 糖質制限を通じて、そんなことを、強く感じるようになったこの頃です。

 あ、私、子孫を残すことに、失敗してますけどね。

 直系の子孫がいなくても、奥深いところで、人類共通の本能が、感じるんです。

 何が、大切なのか?

 もっと、考えるべきなんじゃないのか?

 

 そうそう。

 コンビニ24時間営業の話もです。

 あ、これ、次に書きます。

 

 「エシカル」であること。

 それって、去年あたり流行った、「美意識」に通じる。

 心の奥深いところで、本当に良いと感じるもの。

 

 例えば、体にいい食べ物についても、忙しい人々は、そんなことを、食事のたびに考えて、吟味するのは大変。

 できれば、お店で手にする時点で、そこをまじめに考えた商品が、もっと標準的に並んでいる、そんな世の中を、人々が、みんなで願うようになる時代が来て欲しい。

 そう思います。

 で、世間の人々が、みんな健康的に、スリムになったとき。

 骨太の私は、また、相対的に、「デブ」ポジションに転落することだろう。(^^;

 

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