台風19号、風よりも、雨の被害が大きくて、こんなことになるのかと、あらためて、驚きました。
簡単ではないと思うのですが、早くもとの生活が、取り戻せますように。
昨日、用事があって、叔母の家を訪ねまして。
ハザードマップでは、浸水する地域なのだそうで。加古川の左岸で、少し入ったところなんですが。
心配になって、ハザードマップを確認すると、なるほど、黄色いエリア。
同じ検索画面に、地震のハザードマップが。
ウチは、山崎断層が揺れたら、最大で、震度6弱か。
ま、他の断層のマップなら、他のエリアが、ってことだろうから、ナーバスになってもなと、思いつつ。
さて、大型化する台風。
今朝、お気に入りの玉川さんが、言うてはった。
今後、日本は国として、町作りのデザインをどうしていくか、問われているのとも知れないって。
ほんまに。
利便性が高くても、安全でない場所もあって。
すめるエリアに限りがあるから、みんなが、利便性が高くて、案全性も高い場所にすめるわけではないし。
それにつけても。
ウチの工房 、本気で大きな台風が来たら、土台しか残らないかもって思う。
自宅も、母屋の裏の父の作業場立った建物の老朽化が激しい。子供の頃の思い出はあるけど、残しておくと、危険かもしれないと思うことがある。
父は、器用ビンボーを地でいく人で、DIYで、部屋を作ってしまう人だった。
ありがちだけど、あの時代の人は、いろいろ建てるのが大好きで。
母屋と農業倉庫は、大工さんが。作業場は、昔に大工さんが。でも、そこにDIYで、部屋を増設し。簡易な農業倉庫も、業者さんに建ててもらい。
でも、中にホンマに要るんかい!?みたいな、古い材木とかため込んでいて。
「こんまり」したら、きっとこんなにチープな建物まで、ホンマにいるんだろうか?みたいなことに、なっていた。
そういう意味では、私に甲斐性と自由度があるならば。
今から欲しい建物は、違った形だろうなと思う。
家の心臓部は、コンパクトで、耐震化されていて、暴風や浸水や土砂崩れからも防御されていて、命と財産を守れる。
外側に、オープンなテラスがあってくつろげるけれど、有事には、物が飛んで家の心臓部や他所のお家に当たって被害を出さないよう、コンパクトに畳んで、倉庫に押し込んでおける。
今からは、そういう発想が要るかも知れない。
昔みたいに、そこそこ丈夫で、けっこう心許ない建物を野放図に広げていくのは、危険なんだろうなって、思う。
そう考えると、私の工房は、雨風をしのげて、エアコンもついているけど、強度的には、心許ない。
家賃は要らないけど、ひとたび何かあれば、根こそぎ失いかねない。
だったら、固定費はかかっても、頑丈なマンションの一角を借りて、台風の前に、シャッターを下ろせる方が、本当は、その固定費が、リスク回避のための保険だと言うことになるのかも。
なんてことを考えつつ。
マイペースが過ぎて、甲斐性がまるでなしの現状では、それは非現実的やな。
とりあえず、風で、近隣のお家が何ともないのに、ウチだけ壊れた傘が飛んできて窓ガラスが割れて、中を風雨がかき回して、機材が使い物にならないなんてリスクだけは避けようと、窓に、ポリカーボネートの板を打ち付けました。
断面が、ダンボールみたいになってるやつです。
先日、元生徒さんが、「センセー、段ボールを張るだけでも、かなり違うらしいよ。」って、教えてくれました。
だったら、きっと、意味はあるはず。
今までは、ベニヤ板だったので、張ったら、工房内が真っ暗で、電気つけても、仕事する気にならなかったけど。
今度のは、大丈夫。
しかも、ベニヤ板より軽い。
強度も、それなりにあるらしい。
今年は、打ち付け方とかを試行錯誤してたので、時間がかかったけど。
次からは、荒れるよりずっと前に、トータル1時間かからず作業を終えて、その後、そろそろ激しくなりそうかなくらいまで、打ち付けた工房内で、仕事をしたい。
シャッターを、ガラガラと一瞬で閉めて帰れる人みたいに。
でも、ほんとは、「来ないで!」って、思います。
頑丈な工房が、欲しいです。