そうそう。
「ガラスの割れない話」を、アップしました。
アップしたはずが、分類を間違えて、「ブログ」の中に入ってなかった。
本題です。
またまた、「気になる体質」だもんで。
ずっと前に、近所の激安家具屋さんの、「お車の貸し出しは、ご遠慮ください」のPOPに、引っかかった。
これでは、お客さんが誰かに「車貸してやる!」と、迫るのを、「貸し出すの、やめてくださいよ」と、店側が言うているという文脈になってしまう。
気持ち悪くてしょうがないので、お店に言ってしまった。
クレーマーやわ。
本当なら、「当店の無料貸し出し車のご利用は、ご容赦ください」くらいの感じで、「ご容赦」と使う方がエエんかなって、思う。
ご遠慮って、「遠慮」は、客側が自主的にするものだからなあ。
で、実は、ずっと引っかかっているのは、めっちゃ愛用しているスーパーの「セルフレジ」。
マイバックを、「持参している」「持参していない」を、選択する。
持参というのは、敬語の中でも、「謙譲語」になる。
主語に当たる人が、相手に向かってへりくだって言う言葉で。
お客さんが店に対して、「持って参りました」って、へりくだっていることになる。
それに、丁寧語になる、「ご」「御」をつけても、店の側がお客さんに対して敬っているという文脈にはならない。
でも、どう言い換えればいいんだい?
ってことで、ググってみました。
「持参」と入力すると、「持参 敬語」と勝手に候補が出たので、それで検索してみたら。
トップに、「ご持参」が正しいというビジネス用語のページがヒットして、ひっくり返った。
ちがう!
ちがうんだよっ!!!
2番目と、3番目に、ご持参は謙譲語だから、敬語としてはおかしいというページが上がって来ていた。
これは何かい?
世間の人は、トップにヒットした、この誤ったビジネス用語のページを信じてしまうってことなのかい?
もっともらしくサイトに書くなら、中学レベルの国語、勉強しなおして来い!!!
高校の国語の時間に習った話によると。
謙譲語を、尊敬していう言い回しというものが出てきた。
古典なので、天皇さまと、大臣と、その部下の公達みたいな関係性の、敬語が厳密な世界の話として。
中間管理職の上司である大臣が、一番偉い天皇様にへりくだっている様子を、部下の公達が、尊敬して表現する。
「珍しい品が手に入ったということで、大臣が、お上に、ご持参された」
大臣が、お上に対して、「ご持参しました」とへりくだっていう状態を、部下が大臣を敬って敬語の「された」を使って言う。
「ご持参された」というのは、こういう時かな。
「ご持参している」
これは、何とも、言いようがない。
「持参している」と、客が、店に向かってへりくだる状態を、店が言うのが、とても変。
それに「ご」をつけるという、まさに「取って付けた感」は、ホントなら、「バカにしとんのか?コラ?」レベルの、ダメダメ日本語だったりするよ。
それが、ネット上に出ていることに、驚きあきれる。
それが、トップでヒットすることも、驚きあきれる。
じゃ、どう言い換えるの?と思うけど。
「お持ちになる」と、他のサイトでも書かれている。
え?それだけ?
そうそう、謙譲語の「持参」に相当する、「持ってくる」の、尊敬語は、「カッコエエ熟語」が、なさそうなんですよ。
で、どうしても、かしこまった際には、熟語を使わないとみたいな意識が、こんな変な使い方を招くのか?
ま、ネットの情報なんて、「玉石混合」というか。
怪しい情報が、相当多い世界やなあと思って見る。
特に自分の得意分野とか専門分野にかかわることに関しては、これはひどいと思う内容も多い。
ってことは、どのジャンルでもそうなんだろうなあと、思っちゃうのですよ。
クレーマー体質の女。
「ご遠慮ください」の家具屋さんには、クレームとして伝えた。
なぜなら手書きPOPだったから。
手間がかかっても、その気になったら、担当者レベルで、書き換えはできるから。
ただ、スーパーには、言ってない。
なぜなら、「セルフレジ」のシステムだったから。
どこまで上がって、修正されるんか?
1人の客の気になるで、どこまで予算かけさせるねん?っていうところは、大ごとな気がしたから。
そこまで、捻じ込んで行くほどの、パワーはないもん、私。
でも、セルフレジも惰性で使いつつ、何十回に一回、体調の悪い日は、気になって仕方がなかったりするのでした。
スーパー自体は、他と比べても、コンパクトな割に、品ぞろえが割と良くて、かなり満足しているから。
このワードを決めたのは、だれ?
店がシステムを依頼したシステム会社のシステムエンジニア、しかも、設計レベルを担当する、そこそこ上級のSEなんだろうか?それは、理系君なんだろうか?
と、勝手な想像が走っていく。
理系君、国語痛い・・・
↑勝手に決めるな!