空間除菌

 一時、すっかりコロナのことが意識から消えて、緩み切って暮らしていました。

 なんて、セキララな。

 お店に入る時は、マスクはしていました。

 手洗いは、コロナ前から、一応やってはいますが、夏になる前は、帰ったらすぐに洗っていたし、ハンドソープを付けて洗っていたのに、疎かになった。

 換気はしていました。でもそれは、いつものこと。

 天体観測にも出かけたし、母をおせんべいやさんなどにも連れて行った。

 

 が、感染者が増えてきましたね。

 感染者、把握できているのは多分全部じゃないと思うので、増えてきたっていうことは、何らかの症状が出る人が一定数増え始めたんだろうな。

 で、その周辺の濃厚接触者も調べられている。

 一部しか把握していないなりに、全体の傾向としては増えているし、ということは、水面下でも増えてきているってことだ。そもそも、接待を伴うお店関連とか言っていた時と違って、散発的に出ているってことは、水面下で増えているってことではある。

 ああ、このまま過去の類似のコロナへの感染歴から、交差免疫を持っていて、日本人は重症化せずにだらだらいけないかなと思っていたのが甘かったか?

 いや、アメリカやヨーロッパのことを考えたら、このくらいの増加で済んでいるのが、そのファクターXあってのことと考えるべきなのか?

 やっぱり、冬はアカンのか?

 

 教室、どうするか考えるって話ですが。

 飲食を伴わないってことで、細心の注意を払っていきたいと思います。

 が、すでに私、年齢からくる物なのか、小ネタが積み重なって、絶不調です。

 左肩が五十肩、研磨作業で両方の首肩がバリッバリ!

 肩こりから、のどが痛くなって来まして。

 今日の午後は、お休みにして一回寝ました。

 これやんな。

 以前どこかの番組で、とある医者が言っていた。

 若い人は余力がある。

 高齢になって来ると、余力がなくなる。

 健康である状態に、少しの負荷が掛かると、一気に不調まで崩れるのか、まだまだ行けるのか?

 研磨作業と寒さストレスで、早これですよ。

 トシは嫌だねえ。

 ものすごく、トシを感じるのが、瞼の腫れ。

 デブからダイエット成功とビューラーの使用で、数日で二重になったと書いていたんですが。

 整形ちゃうで!

 その証拠に、体調が悪いと、二重が崩壊するから。

 左目の上が、ものすごくむくんで腫れています。

 むくみの原因を調べてみた。

 肩こり、睡眠不足、水分不足。当てはまるのはこのくらいでしょう。

 左目だけ小さくなっています。

 おそらく、五十肩が左側に来ていることで、こわばりが左に集中して、リンパの流れなんかも悪くなっていると思う。

 まさか、腎臓が?って思ったけど、それなら右側もそのほかの場所もむくむはずなので、きっと五十肩他だと思う。

 2年前の、あっちもこっちも絶好調!は、やっぱり、一時の幻だったらしい。

 

 という訳で、感染対策にプラスして、自分のコンディションの維持、どっちも必要なお年頃になったという訳ですよ。

 こういう小ネタの不調は、ココロに応えるんだわ。

 

 ところで、コロナ関係のブログで、空間除菌はムリらしいって書きましたけど。

 先日またまた、別ネタがニュースになっていました。

 光触媒を用いた、空気清浄機の話。

 なんでも、シャープのOBが立ち上げた会社なんですって。

 シャープと言えば、新型インフルの時に効果があると言われたプラズマクラスターですが。

 シャープの内部で、光触媒を用いた空気清浄機を作りたかったけれど、先行していたプラズマクラスターで行くという方針で、光触媒は認められなかったと書いてあった。

 で、結局シャープを退職して会社を立ち上げたんだそうです。

 プラズマクラスターは、水を、H基とOH基というイオンに分けて、本来不安定なイオンを水分子だったかを使って安定させたものを空間に飛ばす。

 この空間を漂うイオンが、菌やウィルスやにおいの元にくっつくと、相手を化学的に変化させて、臭いの元が臭わない物質に変わったり、ウィルスを不活化したりするという仕組みだそうで。

 でもでも、これって。

 かなり濃度を高くしないと、たまたま漂っているウィルスに当たる確率が上がらないんじゃないのか?

 濃度を濃くすると、そこで呼吸している人間の粘膜なんかに影響があるんじゃないのか?

 なんてことで、アカンのかなあって、前に書いていたと思う。

 そこで光触媒なんですけど。

 酸化チタンという物質の結晶を作る。この結晶に光が当たると、その光のエネルギーが結晶中の電子を励起する。

 励起というのは、電子がもともと持っていたエネルギーから、もう一段階高いエネルギーを持つようになるので、電子軌道を一つ高エネルギーの軌道に跳ね上がるという現象なのですが。

 光触媒の場合は、軌道を上がるのではなくて、結晶の外へ飛び出していくようです。

 そうすると、結晶は「正孔」を持つと表現されていますが。

 電子が結晶の外へ飛びたすということは、電子はマイナスの電荷をもっているので、結晶がプラスの電荷を帯びた状態になって、そこに近づいた物質から電子を奪おうとする性質を持つ。

(こういう話は、量子化学と言われるジャンルなんだと思います。量子力学の一部ですね。光を、1個2個と数える考え方をすると、目の前で起こっている現象が説明できる)

 じゃ、結晶が、直接ウィルスから電子を奪って化学変化するのん?って思ったら、もう一段階あって、水分子などから、OH基などのイオンを作り出し、そこへやって来たウィルスや臭い分子を、化学変化させるんですって。

 つまり、プラズマクラスターの場合は、イオンを空間に広く放出する。空間のどこかで、化学変化を起こす。

 光触媒は、結晶のごく近くでイオンができて、結晶のごく近くで化学変化を起こす。

 光触媒は、空気清浄機の中に、空間の汚れた空気を集めて来て、フィルターにウィルスを吸着させて、フィルター周辺でウィルスを不活化させるというものだそうです。

 こっちは、人が吸い込んだら粘膜が影響を受けないのとか、そういう心配はなさそうだし。

 何か、今度こそ効きそう気がしますよ。

 従来からあった光触媒とは、酸化チタンの結晶構造が違うために、励起に必要なエネルギーが違う。

 シャープのOBが作った会社(カルテック)の光触媒は、当てる光の波長が413ナノメートル、従来品が388ナノメートル。

 波長は、短い方がエネルギーが大きい。

 可視光線は、360~830ナノメートル。(よく見える人の目で)

 または、400)~760ナノメートル。(あまり見えない場合)

 くらいの範囲なので、従来品の388ナノメートルは、ギリギリ見えるか見えないかくらいの範囲で、結構エネルギーとしては大きい。

 一方で、413ナノメートルは、人間の目に見える波長で。

 よりエネルギーが低くて大丈夫なので、LEDの光で行けるらしく、結果、長持ちで価格を抑えられるんですって。

 

 ホンマに今度こそ行けそうな気がします。

 もっとも、自分で買えるだけの財力があるか?と言われると何ともですけどね。

 で、この汚れた空気を集めて来てっていう部分を工夫して、効率よくウィルスを含んだ飛沫を集めて来られたら、結構良いかも。

 飲食店などだと、良い感じの設備ができそうですよね。

 じゃ、コンサートは?ってことになると。

 野口さんが着たみたいな宇宙服みたいなので、パーソナルに自分の呼気から出た、出る可能性のあるものを、集中的にきれいにしてから外に出し、うっかり他の人の吐いたウィルス入りのマイクロ飛沫を取り込まないように集中的にきれいにしてから吸い込むとか?

 

 こういうことを考えていると、最近は、どこまで、誰のためにすべきかって、考えないといけないのかもなあと思いますが。

 コンサートなんかでは、実際、非現実的な気はするし。

 そこをあきらめたとすると、若い人の間では、結構な流行が起こることが前提だし。

 すると、市中には一定の感染者がいてということになる。

 高齢者施設や病院などで、空気清浄機を使うとする。

 その時、元気で外界との出入りのあるスタッフさんが、感染している可能性を考えないといけなくなる。

 いや、家でもですよね。

 流行期だけは、仮に空気中のマイクロ飛沫などがきれいになったところで、飛沫中に含まれるウィルスの接触感染は気を付けていないといけないことになる。

 

 若い人が重症化しないってことは、流行期には、一定以上のウィルスがいることをあきらめないといけなくなるのかな。

 って、ふと、暗くなりかけましたが。

 

 考えてみれば、空気清浄機の登場は良いこともある。

 先日、かかりつけの内科にインフルの予防注射を打ちに行ったとき。

 特別待合室ができていた。(先生さすがです!やっぱり、手回しがイイ!地域医療連携の仕組みを使う時もちゃっかりな、要領の良さが見え隠れするんだわ。)

 ここに空間除菌が導入されたら、さらに安心になるかもと、期待をしてしまいますね。

 熱などの症状のある人と、生活習慣病で通う人などとは、待合室を今後も分けてもらえていたら、今までだって、インフルもらってくる心配ってあったんだから、そこは少しは安心になるし。

 特別待合室だって、複数の発熱者は、インフルの人とコロナの人とその他の人と、同時感染の人とが、混ぜ混ぜにいてるわけなので。

 きっと、それなりに、いろんなものへの感染リスクは減らせるってことだ。

 ノロだってウィルスだから、ノロにも有効だったら良いな。

 

 介護問題を考えた時、一人の人を家族が見ることの効率の悪さは、正直厳しい。

 母だって、高齢者施設に預かってもらっていれば、四六時中世話がいる訳ではなく、トイレなどのポイントポイントで、お世話をして下さる人が必要な訳なので、何人かの高齢者を集めたところにスタッフさんがいることの方が効率的な訳で。

 でも、集めて効率が良くなるということは、一方では、感染症が一気に広がりやすくもなる訳で。

 集まっている場所での、いろんなものに関する感染リスクが下げられる事は、とても良いことなんだろう。

 

 コロナ禍で、新しく登場するもの、注目されるもの、感染対策の新しい考え方、そういう物で、変わることもあるのかなあ。

 ポストコロナの、一つだと思う。

 ポストコロナを、マスクをして行動を制限されて、我慢したままずっと暮らさないといけない暗い時代と勘違いした悲観的な考えを目にすることはあるけど。

 誰だってそんなの嫌でしょ。

 そうでなくできる方法を考える。

 そういう、英知を結集して変えていったその先が、ポストコロナだと思うんですよ。

 

 さて、今日も、早いところ、母に晩御飯を食べさせて、遅くならない内に犬の散歩に出かけて。

 早めに寝よう。

 まだ、左瞼は、絶不調なので。

 左目の二重が崩壊したところで、さして変わらないのですが、自分のテンションが違う。

 ホンマに、早く寝よう。

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