革紐の試作品

 丸革紐を試作しました。

 まだ、売り物にできるレベルじゃない感じ。

 もう少し、製作段階で詰めたい所もあるので。

 今の出来なら、グッドレザーさんで売られているヌメ丸革紐の方が、断然綺麗だし高級に見える。

 何故作りたかったのかというと、どうしても、市販の丸革紐だと、ワイルドかナチュラルな雰囲気のアクセサリーに向く感じなんですが。

 もう少し、クリアできれい目のイメージのガラスに使えるものが欲しかったから。

 その目的からすると、まだまだだし、作りが素人くさい分、余計にワイルドまたはナチュラルに見えている感じがする。

 果たして、きれい目に作れる日が来るんだろうか?

 

 と、またそこは、ダメなら他の素材に行けば良いし。

 元々、丸革紐自作案は、無理だろうと諦めていたものだったし。

 でも、棚上げしたままというか、塩漬けにしたままでいてると、時々に、ヒントに出会うことになって、もしかして出来ないかな?とか、つい考えてしまうんです。

 で、その積み重ねが、これ。

 一応の形に出来たことが嬉しい!

 このきれいな色に染まった物が、乾いてうすピンクになったときのドキドキ感ってば。

 多分、ナチュラルな手作り感のあるものとしては、自分で使う分には、もう使えそうです。

 

 素材は、タンニンなめしのヌメ革、ワイン、ミョウバン媒染、そして蜜蝋とアマニ油のワックスです。

 自然素材だから、アレルギーを起こさないというものでもないんですけど、強いアレルギー源になるものは使わなかった。

 それと、蝋引きしてしばらく経つとアマニ油が酸化してベタベタ感が消えて落ち着いたら、その内側の革やワインやミョウバンの部分(染まらずにしみているだけの余分な染料などは洗い落としてあります)との間にコーティングができると思う。

 このコーティングで、汗などが染みにくくなれば良いな。

 

 こういう、ガラスとは違うことをするのも、また楽しい。

 それにしても、世の中、何が役に立つかわからない。

 油の知識は、認知症の原因を色々調べていた流れで詳しく知ることになった。

 革用の油、オレイン酸トリグリセリドが何物なのかとか、何故それなのかとか、今回のワックスには何を使いかいかとか、思いがけず役に立ったかも。

 

 さて、いよいよ、ふく蔵さんの作品展のDM用の作品を何とかしないと。

 タイトル、変えようかな。

↑またまた、優柔不断

 文章を書いてたら、違うタイトルにしたくなった。

 いや、それは、単なる自己満足で、大して誰も気に留めやしないと思うんだけど。

 もうちょっと考えよう。

 まずは、作品ですね。

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