少し前に、肌荒れのことをブログに書き。
友人の協力もあって、復活を果たした。
ところが、春になって、首に激しいかぶれが現れた。
最初は、テイカカズラにかぶれたんだと思った。
ほら、草木染にハマっていた時に、いろいろ草を採って来てたから。
そうするうちに、両手首に、また謎の発疹が現れた。
去年の冬の終わりから春先にかけて、同様の発疹が両手首と首から首の後ろ側、背中と首の境目あたりに出たんです。
全く同様の現象。
紫外線アレルギー説もあって。
先日、とある知人が、私の首の荒れに気付いた。
それで、一連の話をすると。
「糖分を摂りすぎると、肌に出ますよ。」
「摂りすぎてると思う。」
「肺の調子、悪くないですか?」
「悪いです。春先の黄砂とPM2.5の時期には、いっつもこほこほ言ってます。」
「肺の調子が悪いと、お肌に出るんです。代謝、悪くないですか?」
「悪いです。誰よりも寒がりで、一番厚着してます。母のこともあって、暖かいところにいてるので、寒さに体が慣れてないんです。」
「代謝が落ちると、肺の調子が悪くなるんですよ。発疹も、冬の間の代謝の悪さで溜まった毒素を出そうとしているのかも知れないですね。」
なるほど。
すべて思い当たった。
という訳で、大反省会を一人でやっていた。
友人に相談して、お顔の肌荒れが解消したことで、その根本原因に意識が行かなかった。
首筋は、まず乾燥してそのためにかゆくなり、掻いてしまうことで傷がついて、ひどいあれになっていた。
例えば、テイカカズラの刺激なども関係したかも知れないけど、刺激に対する防御が弱まっていることで、余計にひどくなった。
首や手首に出るのは、衣服の擦れが原因になったりするらしい。
首に関しては、外部に出ていて乾燥に晒されやすい。
ならばなぜ首だけに?と思いがちなんだけど、お顔は、別件で防御しているからだ。
荒れていた頃、首の状態とよく似た乾燥が起こって、かゆくて掻いていたっけ。
嫌~!
ほぼ、老人性乾皮症やんか。
頭の中をイメージが駆け巡った。
糖質制限によって、ひとたび16キロ減量に成功した。
20代の頃の体重に戻っていた。
そのあと少しリバウンド。
コロナ禍で、さらに2~3キロリバウンドしていて、トータルで5~6キロ、リバウンドしてしまっていた。
主食の塊としては、炭水化物を取らなくなっていたけれど、ストレスのせいで、冬場に甘い物依存が復活してしまい、冬を超えて、一年中、甘い物依存に陥っていた。
体重にも、2~3キロの影響として出た訳なんですが、それ以上の良くないことが起こっていることは、自覚していた。
それ以上良くない事。
炭水化物の一種であるでんぷんは、唾液のアミラーゼで分解されて、長い分子が切れ切れになって、麦芽糖になる。
麦芽糖は、何だったかの消化酵素で、二つのブドウ糖になる。
ブドウ糖は、糖としては単糖類と言って、一番小さい形の糖の一つ。
麦芽糖は、二つくっついているので、二糖類という。
でんぷんは、もっともっと、ずるずると長く糖が繋がったもの。
でんぷんと糖を同じだけ摂った時、ざっくり言うと、同じだけの中性脂肪に変わって体に蓄えられることになる。
ただ、消化酵素が働く分、でんぷんの方が、わずかにエネルギーを使っているはずだと思う。
問題は、そこではない。
単糖類は、消化酵素で小さくしなくても、最初から最も小さいため、そのまま吸収されてしまう。
でんぷんという、大きな状態よりも、さらに吸収が急激に起こる。
例えば、でんぷんと言っても、玄米だと外側に糠が被っている。
ゴボウなどにもでんぷんは含まれているけれど、食物繊維がある事で、さらに吸収は悪くなるので、白米などのように生成されて吸収の良いでんぷんも、消化吸収が早いので良くないと言われている。
糖は、もっとだ。
いわゆるお砂糖、蔗糖も、単糖類のブドウ糖と果糖が結合した二糖類。
吸収がとても速く起こる。
一気に吸収されて、一気に血管の中に、単糖類がたくさん流れ出してしまう。
血糖値スパイクと呼ばれる状態で、血糖値が急上昇してインスリンが出て急降下をするために、血糖値をグラフにすると、尖った刺のような三角形になっている状態で。
この糖が一時にでも、ものすごく高い状態を作ることで、血管の細胞の素材に、糖が結びつく「糖化」が起こる。
糖化が起こると、組織は茶色くなって、硬くもろくなる。
気付いてはいた。
血管の糖化を起こしている。
いくら主食を抜いて、糖質の絶対量を減らしているとはいえ、他の吸収が緩やかな形で摂るよりも、もっともいけない方法で摂っているんだということを。
頭では分かっていた。
でもでも、それまでの糖質制限の成果もあってか、お薬を飲みながらでも、血圧がずいぶん下がっていた。
糖質制限していなかった頃は、お薬を飲んでも、じりじりと上がり続けるという悲惨な状態だったことを思うと、ずいぶん改善したんだと思うんだけど。
いつの日にか、このコンディションが良かった時の貯金によるコンディションの良さは、使い切ってしまうんじゃないかって思ってた。
でも、止められないんだよね。
って、ずるずる。
それが、このお肌の荒れだったのか!
実は、コロナ感染によって、感染から治った後に、全身に発疹が出る人がいるという記事は読んでいた。
記事によると、コロナは、血管内皮を傷めるのだそうだ。
ウィルスが、ACE2受容体を持った細胞内に侵入し、細胞内の材料を勝手に使って、RNA遺伝子をコピーして、増殖する。
それを防ぐべく、人間の免疫が、細胞ごと攻撃をする。
ひどくなると、サイトカインストームという、免疫の暴走が起こる。
いずれにしろ、コロナは、血管を傷めるウィルスなんです。
肺がやられるのも、肺は、ものすごく多くの毛細血管からできているから、免疫の暴走によって、肺の血管が傷つき、傷から浸出液がじわっと出て、肺に水がたまった状態になって、酸素の交換ができなくなる。
発疹も、同じようなメカニズムで、血管が傷つくと、発疹ができるんだと、ニュースに書いてあった。
去年、手首に発疹が出た時、「まさかコロナ?」って思ったんだけど、全身ではなく手首と首回り。
う~ん?
コロナ?コロナじゃない?
そして、指摘された糖の摂りすぎで、パズルが全て解けた気がした。
甘いものを摂っていたことによって、血糖値スパイクが起こり、血管内皮細胞に糖が結びつき、血管が劣化していた。
デブだった頃、そこにご飯や麺類まで加わっていたので、もっと分かりやすく動脈硬化が起こって、血圧も上がっていた。
それがあらゆる血管で起こったとしたら、末端部分の毛細血管なんかは、壊れて数を減らしているだろう。
すると末端部に、栄養も酸素も運ばれなくなるし、老廃物も、血管の中に入って排出されなくなる。
致し方なく、皮膚から老廃物を捨てる。
それが、湿疹なんだろう。
何ぶん冬場で、代謝も悪く、体温が上がる機会もなく、血流も何となく悪くて、なおさら毛細血管が新生することもなく。
わ~!!!
ヤバい。
血管が!
おばあちゃんまっしぐらやんケ!
そりゃあ、冬場、そこへ寒さのストレスも加わって、コロナ感染者増加のニュースで、お仕事どうなるん?ってストレスが加わって。
道理で、コロナでできればお世話になりたくないと思っていた救急に、しかも行ったことのない病院の救急に世話になる羽目にまでなったんだ。
甘い物依存のせいだ。
と、一気に頭の中にそういう物が駆け巡った。
一刻の猶予もない。
なぜなら、私が中高年だからだ。
今、引き返さないと、このまま老化してしまうに違いない。
甘いものを、半分にすることにしました。
日によっては、半分以下に出来た日もありますが。
多分、続けると思います。
リアルな怖さ。
そして、甘いものをやめた初日に、自分にこういいました。
「今日、甘いものを我慢できたことで、食べたら起こっていたダメージを、一回分回避できたんだよ。よく頑張った。」
糖質制限で、痩せていた時には、自分にこう言っていた。
「今日も、ランちゃんの散歩で、一日一回体温を上げました。その分、体の中をいろんなものが巡ったよ。やらなかったら、それは起こらなかった。よく頑張った!」
血管のダメージに関しては、湿疹がすぐに引くわけではありません。
ダイエットでも、体重が減ってくるわけではありません。
ただ、「怖い」その状態を、一回、回避できた。
そう思うことにしています。
この怖さをリアルに感じているので、たぶん、続けられる。
このまま老いたくない。
肌荒れを起こして、思ったのはコロナこのとです。
薬を飲みながら、比較的血圧が下がって来ていて、もしかしたら、温かくなったら、薬の量を減らしたり無くしたりできる可能性も見えてきた。
そもそも、高血圧は、基礎疾患でも成人に最も多く、実はコロナのワクチンの優先接種の対象の基礎疾患には入っていません。
とすると、私なんかは、基礎疾患有でも、カウントとしては基礎疾患なしにカウントされるんやろうか?
仮に、高血圧が、比較的ハイリスク群に入ってなかったとして、血圧のみやや高い肌荒れを起こしていない人と、肌荒れを起こしていた人がいたとする。
この人たちがコロナに罹った場合、基礎疾患の条件は同じになるんだけど。
肌荒れを起こしていること自体、見えないところでも、コンディションに違いはある。
ましてや血管。
この、硬くなったり、毛細血管がヘタッたりしている状態のところに、血管にダメージを与えるウィルスに来られたりしたら。
絶対まずいと思ったのです。
甘いもの止めます!
ゆる糖質制限的に、太らない範囲まではOKとして炭水化物を摂るにも、単糖類と二糖類を、なるたけ止めます!!!(泣)
コロナも怖いし。
老いたくないから。
お肌あれたら汚いし。
あれですね。
汚いしって思うこと自体。
お肌の荒れを、人の本能が嫌う。
それは、とりもなおさず、不健康を意味しているんだなあと思う。
ふく蔵さんの店番に立つまで、治せるかな?