無意識下の本当の気持ちって

 先日、ネットで読んだ記事に書かれていた話。

 何となく、メンタルの世界では有名な話なのかもしれない。

 人間の脳の中で、「顕在意識」として、自分が自覚している意識は1~3%ほどで、「無意識」下で感じていることが97~99%なんだそうで。

 圧倒的な成功者は、「顕在意識」が感じている、こうしたいという願望と、「無意識」が感じている願望が、一致しているんだそうだ。

 

 確かに、無意識下で感じていることって、あるんだろうなあと思うことはある。

 介護の話で聞いたことがあるのが、記憶という物は、「事」の記憶は消えても、「感情」の記憶は残りやすいという話。

 例えば、認知症の人を介護していて、険悪なやり取りがあったとして、人は、その内容は忘れてしまいやすい。

 が、内容は忘れても、その時の嫌だったという感情は覚えているという話。

 介護の時に、このことは、とても自分にとってはプラスに働いた気がする。

 どうせ忘れちゃうんだからって、ケンカばっかりしていたとしたら、その内容は忘れても、嫌だった気持ちが積み重なって行く。

 でも、一回でもうれしいとか楽しいとかいう気持ちを感じてもらえたら。

 桜を見た瞬間の風景を忘れても、桜を見た時のうれしい気持ちとか、一緒に見に行ったねという楽しい気持ちは、残るらしい。

 その気持ちが積み重なって行くことで、機嫌よく過ごしてもらえる。

 すると介護が楽になる。

 きっと、個々のケースはこんなに単純ではないんだろうと思う。

 ただ、ウチの母なんかは、小難しい考え方をしない人なので、おいしい物を食べたら素直に嬉しいし、服を新しく買ってきていくと嬉しいので、やりやすい方だと思った。

 それでも、どこかが痛いとか、体力が低下していて調子が悪いとか、お天気痛ではないけど低気圧気味の不機嫌とか、お天気のせいくらいの不可抗力なんて言うのはあるんですけど。

 喜んでもらっておけば、先々が楽になる。

 一回喜んでもらうたびに、将来の「楽」のための貯金をしているくらいの気持ちになれたから。

 どんなに喜んでもらっても、どうせ忘れてしまうんだからって思わないといけないのは、人を無力にする気がする。

 そうして、喜んでもらうことは、いわば自分を楽にするための手段だった。

 でも、人というのは、喜んでもらうことはうれしい物で、いつの間にか、手段だと割り切って始めたものが、目的にすり替わって行ったりする。

 先々、体調が崩れたり新たなトラブルに見舞われたら、帳消しになってしまうかも知れないと頭の隅にはあるものの、それでも、きっといくらかの期間に関しては、手段として自分を楽にして、そのおまけとして自分自身の幸福感も増すんだろうと思う。

 

 話を戻します。

 介護だけではなくて。

 自分が顕在意識として感じていること以外にも、無意識に多くのことを感じているんだろうなあというのは、納得する。

 成功者というのは、この顕在意識と無意識が一致しているらしい。

 ということは、成功者でない場合、一致していない事は、普通にあり得るってことでしょう。

 それを読んだ時、自分が、やらなきゃやらなきゃと思いながら、行動が起こせないというのは、きっと、顕在意識ではやらなきゃと言いながら、本当は無意識下では、それはやりたくないと思っているということになる。

 

 行動が起こせない事ってあるの?というと、ある。

 ということは、一致させていく過程が必要になるということだ。 

 無意識下では、自分はどう感じているんだろう?

 そこを探って行くと、いくつかの可能性があるはず。

 やろうとしている目標が、正しい場合と、間違っている場合がある。

 正しいのに、確信が持てないだけの可能性もある。

 顕在意識と無意識を一致させるためには。

 やろうとしている目的そのものに変更が必要な場合もある。

 目的は変えずに、確信を持つための材料集めをして、無意識を無理なく納得させることができても良いのかも知れない。

 

 最近、とある人のブログを見た。

 全く本人のことを知らない、出会ったことのない人で。

 その人は、今まで、SNS上での愚痴が多かったみたい。

 ところが、新しい目標を見つけて、そこに向かって走り出したそうだ。

 ああ、顕在意識と無意識が一致したんだ。

 今まで、愚痴をこぼしながらやって来ていたことは、自分の顕在意識が良いことだと思ってやっていたのに、自分の無意識が本当にやりたいことではなかったんだろうなあって、思えた。

 その一致を見るに至ったのは、何かきっかけがあったんだろうか?

 きっと、人は、自分の中に違和感を覚えた時に、変化を求めて外側の何かにヒントを貰いに行く。

 例えば、一昔前なら、偉い人が書いた本を読んだり、占い師や人生相談の人に話を聞いてもらったり、最近ならネット上でいろんな人の考え方に触れたり、やっぱり変化をくれそうな人に出会いに行ったり。

 何かがあったんだ。

 誰かに出会ったんだろうか?

 仮に誰かに出会って、意識をくるくるってシャッフルされてお手伝いをしてもらったとしても。

 最後に自分自身の内なる願望に出会う作業は、自分自身ですることになる。

 夢中になって走り出している様子が、ブログの文章から零れ落ちるようで、ちょっと羨ましかった。

 

 何気に買って読み始めて、結局最初の方しか読めなかった本に、とある言葉が出てきた。

 「離見」という言葉。

 「世阿弥の能楽論で、演者が、自分をはなれ観客の立場で自分の姿を見ること。 自分の演技について客観的な視点をもつことをいう。」と書かれていた。

 何でも、この自分自身を離れた視点から客観視できる「離見」と、主観的な見方しかできない「私見」という物があって。

 能楽師として大成できる人には、「離見」が必須だと世阿弥が言ったらしいんです。

 離れた視点から、自分自身を客観視できる力。

 それがあれば、自分の顕在意識が、自分の潜在意識としての内なる声にウソをついている事にも、きっと気付けるな。

 そして、能楽師としての自身の力量への評価も、冷徹にできるということか。

 苦しそうや。

 そんな苦しい事を何でやるのか?

 結局、自分の内なる声が、そうさせているのかも知れない。

 もっと、もっと良くなりたい。

 偽りでなくて、自分を本心から納得させられるだけの、真実の成果が欲しい。

 上っ面だけの賞賛や、口先だけの誉め言葉だけでは、きっと満足できない。

 欲深いんやな。

 何で?

 それもきっと、生きて行くために仕組まれた本能やな。

 でも、苦しいのもしんどいのも嫌やん。

 それもまた、自分の能力を超えて欲したら、自分を壊すから、自分を守るためで、生きて行くために仕組まれた本能やな。

 

 という訳で、私の無意識ですよ。

 コロナ禍で、っていう訳ではなくて、その前からです。

 とんぼ玉とか作っているけど、今時作る人が増えて来て競合が多くて、ある意味レッドオーシャン化してきたジャンルやん。

 ホンマに、必要なんやろうか?

 人々にとって、ホンマに必要なもんなんやろうか?

 まだまだやめる段階ではないはずだと思ってはいて、どうもそこは、無意識下でもそう思っているらしく。

 それでも、どこかへ向かって走り出すほどの目標は見えてなかった。

 

 今も、見えているかというと確信はないんですけどね。

 やらなくちゃと思っていた、具象的な形のインプロージョンを横に置いておいて、ふく蔵さんのためのアクセサリーを作るために、自分が好きなものを作っていたら、いくらでも作っていられる。

 楽しい。

 小難しいことをいっぱい盛り込んで、他の人がまねできないものを作ろうとしていた。

 それは、自己防衛でもあったと思う。

 自己防衛は、続けるための手段なのであって、目的にはならないな。

 そんな訳で、どっちに転んでいくかは分からないものの。

 今、ただただ、自分の「好き」な気持ちに素直になって、キラキラを作っているのでした。

 その時に、誰かに欲してもらえるだろうか?って目線は、二の次になっていて。

 自分が好きだと思えることが、一番最初に来ている。

 ちらっと頭の隅を、ホンマに欲しがってもらえると思う?って、二の次の意識がかすめることはあるけど、作りたい気持ちで、かき消される。

 やっぱり、自分の「好き」っていう基準は、大事ですね。

 キラキラ、ずっと見ていられます。

 ↑手が止まっている

 当分、これで行きそうです。

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