月面エックス!

 西はりま天文台友の会の観測会に行って来ました。

 友の会では、奇数月が例会で、偶数月が観測会です。

 私としては、観測会が好きかな。

 例会は、ちょっと公式な感じで、クイズ大会なんかもあって、コロナ前は、懇親会なんかもありました。

 観測会は、リファレンスルームと言うこぢんまりした部屋に集って、三々五々、なゆた望遠鏡や60センチ望遠鏡やサテライト望遠鏡で観測したり、自分の望遠鏡やカメラで観測をする。合間に、天体の話や機材の話なんかをして。

 そのどちらの観望会も、そろそろ日程的に月が邪魔な時期に当たるようになってきた。月が暗くて観測に向いた日程は、コロナ禍にバッチリ当たってしまい、過ぎていこうとしていますが。

 最初の目標の天の川は見たしなあ。

 この頃は、楽しく出かけるための口実で、その時見られるものを見られたら良いかなと思う。

 チャンスがあれば、60センチでまた、違う季節の銀河三昧を見たいけど。

 という訳で、今回は、月面エックス!

 って何なん?

 これでした。↓

 この日は、半月で、その欠け際のところの一部です。

 大きく部分が拡大されているので、全景は入ってません。

 でも、望遠鏡を除いたとたんに、真ん中に「X」って見えると、何だかチャーミングです。

 顔に✕入れられてるみたいで。

 コリメート撮影という撮り方で、カメラのレンズを望遠鏡の接眼レンズ(覗くところ)にくっつけて撮るのですが、これが結構難しい。

 私のコンデジだと、プログラムモード、露出補正が少しマイナス、ISO感度オート、ピントオートで、割と素直にほぼオートにしてとったのですが、うまく位置会わせしないと、副鏡の影が真ん中に写ってしまったりする。

 最初撮ったのは、白飛びしてるし副鏡の影は写るしで。良い感じに撮れると、やっぱり嬉しかったです。

 他の会員の方に、4月に撮ったという、月面の「LOVE」の画像を見せてもらった。

 なんでも、一年でその日だけした見られない、月面「LOVE」なんだそうで。

 月のパワーをもらえて、ご利益がある!とか、流行りそうかも!なんちゃって!

 ここの会は、そういうのをまるで信じない人の集まりなところが、居心地がよかったりもするのだった!

 できれば、月が沈んだ12時過ぎから、星を見たかった。

 何なら、明けがたに見られる、レナード彗星とか、撮影したかったのですが、雲がかかってダメでした。

 こんなに分かりやすくダメだと、諦めがつくので、朝まで良く寝ました。

 さて、帰り際。

 例のヤシャブシです。

 エエ感じに茶色です。

 地面に落ちてるのを、そこそこ拾いました。

 季節限定だとムキになって拾う。

 さて、問題は、ちゃんと草木染めをやるかどうかです。笑。

 道々、似た感じの実があります。

 ハンノキです。多分。↓

 この木は、花粉のアレルギーの出る人がいるらしく、交差反応で、リンゴやモモを食べると、喉がイガイガするようになるんですって。

 ふ~ん。

 どっちも好物だ。

 出ませんように。

  ↑こんな景色です。

 園内に、何の実か分からないきれいな赤い実が。

 やっぱり、カメラ欲しい。

 

 ところで。

 11月30日午前3時50分頃、撮影したものです。↓

 下は、「ビクセン」という天体望遠鏡のメーカーが出している無料のコメットブックというアプリのスクショ。その時間のレナード彗星の位置を確認するためのものです。

 一応、ほぼ同じ範囲を切り取りました。

 これ?

 みたいな、ノイズ?シミ?みたいにうっすらと、レナード彗星が写ってます。

 インスタで何人もの人が上げているので知ったレナード彗星。

 コメットブックで確認したけど、眠いし全く気合い入らず、見る気全然なかったけど、目的なく夜更かしして、居眠りして、はっと起きたら良い時間だった。

 外に出たら、まあまあ晴れてた。ちょっとガスっぽかったけど。

 その気合いの入らない状態でここまでとれたから、西はりま天文台の良い空なら、もっと撮れるかと期待したけど。

 天気ばかりは仕方なし。

 また、他の日も狙うか?寒いから諦めるか?ってところですね。

 こんなテキトーでも、まあまあ見つけられる。

 カメラ性能の向上と、ビクセンの出してくれているアプリ、コメットブックのお陰やなあ。

 良い時代です。

 全く見つけらるなかったら、全然楽しくないもん。

 この、かすかに見えた感が、良い感じにやる気を出させる気がする。笑。

 

 さて、カメラが欲しい問題は、会の人に聞いて、教えてもらって、再度考え直すことに。

 背伸びせず、一番使える物を、もう一回探します。

 でも、キャノン一択です。

 何故なら、会の人たちが、圧倒的にキャノン派が多いので、キャノンマウントにしとけば、他の人のカメラをはずして、私のをつけたときに、マウントを付け替えなくて良いし、ピントもほぼそのままで行ける。

 もたつくと、時間がもったいないから。

 

 今回も、あれこれ楽しい観測会でした。

 来月は、もっと月が明るそうなので。

 また月?

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