そういえば、私が教室お休みのお知らせを流したのは3月20日金曜日でした。
あの、ワシントンポストが、わざわざ日本語訳して無料で公開したシミュレーション、仮想の感染症(シュミタラスだったかな)を見た瞬間に、「あかん!」って思ったんです。
まだ兵庫県は、のんびりしていた時期で。
送信し終えた後に、ハッと我に返って、もしかして違っていたら、私はとんだ「チキン」やし、大事な収入をみすみす逃したことになると思った。
ホンマに、これで良かったのか?って、チラッと思うことはあった。色んな意味で。
教室の生徒さんが減っている時期なので、やる気がないって思われるかも知れないということも思いました。う~ん、十分、同調圧力に弱い精神性と根っこが一緒やな。
ただ、あの時思ったんです。
「休みにすればよかった」という後悔と、「休まなければよかった」という後悔では、どっちが重いだろうって。
その後、感染は広がり続けた。
お休みにした時期が早すぎたかもしれない。
でも、遅かったと思うくらいなら、決断はすべきだと思う。
最初は、理性が、そう言ったんだと思います。今まで生きて来て得た情報をもとに、そうすべきだと理性が言った。そこへ、シュミタラスで、ポンと背中を押されたて、感情が、「やれ!」って急かした。
東京を見ていると、本当に怖いです。
絶対に、検査されない水面下で症状が出ている人は、もっといる。
確か、5日くらいで倍になるという指数関数で、日本全体でという意味だと思うんですが、何もしなければ、一ヶ月で感染者が8万人を超えると安倍総理が専門家の言葉として仰っていた。
ホンマに、腹立たしいです。
今朝のモーニングショーには、モーニングショーファンからは評判が悪いらしい(そりゃそうやな)田崎さんが、連続で出ていて。
相変わらずの、場当たり的で頓珍漢な発言を繰り返していて。
それでも羽鳥さんは、公平性を保つため、「昨日言いました」という田崎さんの言葉を受けて、「確かにそうおっしゃいました」って、そこはちゃんと確認していた。それは大事だと思う。
でもま、頓珍漢は変わりません。
岡田晴恵先生の言葉に対して、田崎さんがかぶせてきた言葉の最初に、「(岡田先生の)師匠でもある尾身先生がおっしゃっていますが・・」という前置き。
わ~。
それって、頑張って圧力かけてるやんな。でも、尾身さんが、あなたの考えに賛同されるかは別やで。
そんでもって、岡田先生に限らずですが、信念を持って発言している人が、そのくらいのプレッシャーをかけようとする言動に気付いても、屈するはずがない。ああ、そこそういう意図ですねって、分かっててスルーすると思うよ。
もちろん、きっちり、ご自分の信念から出た言葉を発されてました。
だって、事は重大ですからね。
アンタに睨まれることが仮にちょっとは煩わしいことでも、感染が広がって犠牲者が増えることの怖さでは、そもそも比べ物にはならへんし。
田崎さんの仰る意図が、阿部さんの意図に近いのだとしたら。というか、近いんだろうなあと思って聞いてましたが。
全体を意訳すると、「正しい事より、民意が得られていると思しき事を優先したい」って仰っている。
民意を得られた時には、遅いかもな。
感染が広がってしまっている。
民意は、感染の広がりが見えてくるまで醸成しないかもな。
広がってからでは、どれほどの痛手を負うか、分からんのやなあ。
話は、ちょっと変わって。
非常事態宣言の時にも、阿部さんは、最初に言ったと思う。第一声で。
「専門家のご意見も聞き」って。
カチンときた。
どこのリーダーも、専門家のご意見は、聞いとるはずじゃ!
それを、「私の決断として」話すのが、リーダーやろ!
「僕が決めたんじゃないですよ。だって、専門家が言うんだもん。後で間違ってたら専門家のせいですからね。」って、言い訳したい意図が見え見えで、腹立った。この人いっつもやねん。
私自身が弱いことは、介護で切羽詰まったときに気づいてしまったので、そこまで偉そうに言うか?ですが。
その立場で発言するなら、自分の頭の中で咀嚼して、正しいとその時信じたことを、「自分の決断として」言うで、私なら。
だって、カッコ悪いやん。そんなん。
自分の中に、ずるさや弱さがあることを、子供の頃と違って、ちゃんと分かっているつもりやけど、それでも、そう思う。
というか、それを言えない人が、その場所に執着することは、罪やと思う。
「軸がどこにあるか?」っていう話を時々聞きます。
「従っているルール」の優先順位が違うんやなって思った。
玉川さんにしろ、岡田先生にしろ、おそらくほかの科学者にしろ、最終的なルールは、「自然界の摂理」なんだと思います。
そこは、人間の作為では動かせない。誰にとっても平等で、決して急に変わったりはしない。
その自然の一部として生まれてきた人類は、色んなルールを作った。
比較的普遍的なものもあれば、その時代と社会状況にだけマッチするものもあると思う。
データの曲解や、改ざんや、忖度、作為が働けば、自分の都合の良いように変えてこらえたということを経験的に学習してきたのか?と、勝手に思うわけですが。
そういう人たちにとっては残念ながら。
でも、私たちにとっては、幸いなことに。
「自然の摂理は、誰にとっても平等で、急に変更されたりはしない」のです。
いや、圧力かけて、ウィルスがひるんでくれたら、むしろ良かったかもしれない。
でも、そうはならないから、急ぐんです。
田崎さんが代弁している政府筋の方々とは、従っているルールが違うんだと、本当に思います。
いつものように、播州人として、口が悪い感じで言ってみよう!
「お前らに巻き込まれたら、えらい迷惑じゃ!一回死んで来い!」
おっと、どこかの市長のようなことに。
ホンマに、こっちは、命がけやと思ってるんですけどね。
政府関係者は、自分たちは命がけじゃないと考えておられるのかなあと、思いますよ。
一時、しきりに言われていた、「自分は感染しないと思っている若者」と、どこが違うねん!
指数関数的に増える。
それなのに、自粛要請する施設の種類を発表するのを2週間様子を見るって、誰?この西村さんって。
その発言、ちゃんと残ってますからね。
それでことが大きくなったら、個人で責任取れる範囲を超えますから。
やるべき時にやるべき決断をしないことは罪です。
日本は感染が拡大するスピードが、今までゆっくりだった分、できることはあった。
もっと早くできたこともあった。
なのに、すべき立場の人がすべきことをしなかったことは、犯罪レベルだと思うんですが。
もちろん、そんな自覚もないんだろうなあ。
そんな人が、そんなポジションを塞いでいて、ホンマに良いんでしょうかね?
私なら、「自然の摂理」を、最終的に従うルールとする人に、そこにいて欲しいけど。