「甲子園中止」に、がっくり

 甲子園中止か。

 去年の、甥の兵庫県大会で、全試合を追っかけた熱すぎる夏を思い出して。

 泣けた。

 難しい判断だと思う。

 もともと、あきらめが悪いので、できるんじゃないかとこれに関しては思ってしまった。

 

 って話を、昨日くらいに書こうと思っていた。

 今朝のモーニングショーで、岡田晴恵先生が、できると思うって仰ってて。

 意見合うわ。

 密なバスでの移動、集団での宿泊など、感染リスクがあると判断したということですが。

 バスの台数を増やす。

 個室を用意する。

 今時、バスだって、ホテルだって、ガラガラですよ。

 有志から、募金を集めて、できたんじゃないかな?

 岡田先生も、個室を用意するって、仰ってた。

 そういうのって、コロナに打ち勝つためにっていうシンボル的に、みんなで達成感を感じられたんじゃないのかなあ。

 もちろん、他の競技もです。

 私、教室は、いち早くお休みにした方だと思います。コーラスサークルなんかは、もっと早かったみたいですけど。

 それはね、まだ次があるからですよ。

 辛いです。

 人生思い通りにならないことがある。それをどう乗り越えるのかも、とても大事。

 でもなあ。

 決して無理をするとか無茶を通すとかではなくて。

 あれこれやってみる、しつこさってあって良いんじゃないのかなあ。

 諦め早すぎや。

 ちょっとは、悪あがきで、あの手この手を考えてみて欲しかったです。

 個人的には、「分からない怖い事」って認識の人が決めたのではと思います。

 環境的な感染リスク、夏だからこそのウィルスの活動、いろいろ考えたら、もちろん用心した上でですが、夏に動かずにいつ動く?って思います。

 もちろん、感染が広がって感染者と当たる確率が上がってきたら、夏でも教室を止めますけど。

 情報を得ることは、不安を克服する手段だと思う。

 

 さて。

 ここ数日で、こんな記事を見つけました。

 「東京の感染者は8万人」抗体検査から推計 日本をコロナから守ったのはSARS-X?

  新型コロナの免疫 普通の風邪にかかって獲得する可能性も

 以下は、それぞれの記事からの引用です。

(1)もともと社会的に距離を置く日本文化。マスクの着用。

(2)日本では毒性の強い新型コロナウイルスが流行する前に集団免疫を付与する穏やかなタイプの新型コロナウイルスにさらされた可能性。エビデンスはない。

筆者注:京都大学大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授らの研究グループが唱えている。

(3)気道における新型コロナウイルスのレセプターであるACE2の発現が日本人はいくらか少ない可能性。

(4)日本人は新型コロナウイルスに対する免疫耐性を与える明確なHLA(ヒトの組織適合性抗原)を持っている。

(5)BCG接種が免疫を訓練・強化している。

 

 新型コロナに感染しなくても、免疫を持っている可能性があるという。ドイツ・シャリテ医科大学の研究チームが新型コロナに感染していない68人を調べたところ、34%から新型コロナに関連する免疫にかかわる「ヘルパーT細胞」が見つかった。

 アメリカのラ・ホーヤ免疫研究所のチームはその研究を発展させ、新型コロナ未感染者の40~60%から「ヘルパーT細胞」を検出したという。国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんは、こう話す。

「普通の風邪を引き起こすコロナウイルスと新型コロナとの間に、『交差反応細胞認識』が示唆されたんです。

 まだ、いろんな可能性が、仮説として考えられている段階ですが。

 後の方の記事は、少し調べて手ごたえがあった感じですね。

 それだけで大丈夫と過信する段階では全然ないと思うんですが。

 普通の風邪に罹って得た免疫が、新型コロナと共通に働く可能性がある。

 本当だったらいいですね。

 日本は、海外で起こったような感染爆発が起きなかった。

 来る!

 来る!

 いつ来るんや?

 って、ずっと思っていた。

 ネット上では、まあ、主に玉川さんのことだと思うけど、「感染爆発が起こる、起こるって散々煽って、来なかったじゃないか!」って、勝ち誇ったように書いている人が、多数見受けられます。

 呑気やな。

 それは、何か幸運があったんや。

 それが何か、確認するまで、手放しでは喜ばれへんと思う。

 だからこそ、こういう研究に期待するんやん。

 ホンマに、どこまで安心したら良いのか?

 

 

 最初の記事で書かれているつ5の仮説ですが。

 (1)は日本人の清潔習慣。(2)は、似たようなコロナに感染して、いくらか免疫を持っている。

 (3)は。ACE2って、細胞表面に出ているたんぱく質の突起で、これにウィルスがくっついて細胞内に侵入するらしく。

 新型コロナは、ACE2にくっつく。ほかのウィルスは、また違う突起にくっつく。この種類によって、どこにあるかが違っている。

 新型コロナに関しては、喉の奥だけでなくて、血管内にもあるそうで。

 日本人は、このACE2の突起の喉の奥にあるものが、少なめなんじゃないか?という仮説ですね。

 (5)は、日本株のBCGが効いているんじゃないか説。

 (4)HLAというのは、白血球の血液型(後から、他のいろんなところに関係していると分かったんだそうです)。いろんな型があって、両親から一個ずつの遺伝子を貰って、2つの組み合わせでできているんですが、両親がそっくりなのを持っているよりは、全然違うものを持っていて、バリエーションが広い物を持っている方が、病気に対しては有利と言われている。それが、日本人がたまたま有利な方を持っている人が多かった説ですね。

 

 記事を読んで、アドレス記録するの忘れたんですが、コロナに感染した人の遺伝子を調べて、そこに共通の何かがないかという研究も、いくつかの大学で始まるようです。

 本当に、たまたま、遺伝的に東アジア人がラッキーだったのかも説というのもあるようです。

 今回に関しては、そうだと良いんですけど。まだ、分かりません。

 

 もしかしたら、そういう物が、複合的に絡まりあって、イタリアやニューヨークで起きたような感染爆発が、日本では起きなかったのかも知れません。

 ただ、じわじわと来ていたじゃないですか。それが、4月だったんですが。

 あれが、ウィルスが活発な冬であったら、じわじわじわじわ増えて行ったら、呼吸器足りない、ベッドが足りない。

 高齢者は、元気な人でもあきらめてくれ、若者同士でも、公平という意味では、早い者勝ちで、あとからの人は満足な治療が受けられないなど。

 ゆっくりゆっくり来てしまった可能性はあると思います。大きな第二波が来なくても、第一波と同じようなじわじわでも、医療は逼迫するし。

 それによって、ケガなどの急な状態で、受け入れがおくれるなどはもちろんある訳で。

 広げないに越したことはありません。

 

 どうせ若い者は重症化しない。

 それが厄介で。

 うちの場合は、母の介護をしていて、母がかかると命が危ない、それはインフルでも一緒ですけど。

 そこでとどまらず、介護施設で蔓延させる。病院で蔓延させる。

 インフルなんかは、施設で流行ることはあるんです。ノロも。

 大ごとにならずに、ノロの場合などは、できるだけ広げないようにしつつ、脱水に気をつけてとか、乗り切る訳ですが。

 新型コロナで、相次いで、何人かがなくなったら、リアルな話、本当に精神的には痛いと思いますよ。

 介護スタッフも、家族も、持ち込んだかと心当たりのある家族なんかも。

 うちの利用の施設は、規模が小さいから、結構関わりが密で、みんなお馴染みっていう感じなので。

 そういうところの緊張感や、起こってしまったときのショックを、多くの人が抱えることって、社会全体では一部なんでしょうけど。

 野放図に広げて良い物とは思わない。

 それじゃ介護職に就く人がいなくなるし。

 NHK付けたら、何かの番組が終わるところで、コロナの感染を広げないことは、高齢者や介護スタッフのためって括ってた。

 いや、介護システムが、健全に回らなかったら、将来親が世話にならないといけない若い世代だって、困ったことになる。

 ま、その時まで、気付かんのやろうけどね。

 

 話を戻します。

 イタリアやニューヨークで起こったことは何だったんだ?

 感染は指数関数的に増えていきます。

 気付かない内に感染が広がって来ていて、一気に手が付けられなくなった。

 何が起こったんやろう?

 そこまで、効率的にウィルスが運ばれる要因は、何だったんだろう?

 エアロゾル感染であれば、東アジアでも、同じようなことが起こっているだろう。

 韓国の新興宗教施設でクラスターが起こった原因は、飲み物の回し飲みだったというから。

 回し飲みということは、1人が何人に広げるかという人数が多くなる。

 通常は、実行再生産数2.5人と言われている。

 1人が感染してから次の人に感染させるまでが、4~5日と言われている。

 1人の人が多くの人に広げる要因が何かあって、それが2回起こると、9日目には相当増えている。

 日本は、何かでそれを免れたんだろう。

 

 習慣?環境?遺伝子?それの複合要因?

 いずれにしろ、何か日本は有利な部分があったんだと思う。

 だからこそ、もっと攻めの対策をしていればと、悔やまれます。

 そしたら、オリンピックは、どう転んでも無理だったろうけど。

 甲子園はできたんちゃうんか?

 日本は成功しているという奴がおる。

 もっと攻めで対策したら、世界中の奇跡になれたんちゃうんか?

 負けた気がする。

 こんなんで、満足していて、ホンマにエエのんか?

 備えて、備えて。

 第2派は、来ないかもしれない。

 もしかしたら、近い風邪が先に流行ったりしたら、抑えられる可能性もある。

 そしたら、備えたものが、労力の無駄とかいう、おめでたい奴も出て来るんかな。

 労力無駄だったくらいの方が、ラッキーですが。

 第一波は、2月に武漢型がじわじわ来て抑えたとは言われていて、欧州型は3月に入ってから来て春になって行った。

 でも、今度は、もっと早くに始まるとしたら、無策のまま第二波が来てしまったら、とても厄介なことになる。

 本気で対策して欲しいですね。

 

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