今日は、自然エネルギーのお話。
今日、モーニングショーでやってたからなんですけど。
何故か?
菅総理が、2050年に二酸化炭素排出実質ゼロを目指すと宣言したことや、バイデン候補が自然エネルギーに言及したことがきっかけのようです。
気になるか?
と言われると、気になる。
私が小学生の頃は、石油が枯渇すると言われていたし、温室効果ガスの二酸化炭素が増えて、温暖化が進むと言われていた。
40年以上前の話でした。
お子様は、何ぶん素直なので、このままではいけない!って、本当にグレタさんみたいに考えていた。
今は、どうか?
このままではいけないだろうなって思う。
誰か、凄く賢い人が、画期的なことを考えて、何とかしてくれないかな?って思う。
だって、人はさ、エネルギーを使って生きているでしょ。
西はりま天文台に星を見に行こうっていう、純粋に自分が楽しむことだけのために、自分以外に、自分よりもっと重たい車を走らせて、ガソリンを燃やして佐用町に行くわけですから。
良心は痛まないか?
いや、98%は、人が生きて行くということは、そういうことだと思う。
2%くらい、贅沢させてもらっている。グレタさんに言い訳できないと思う。
さて。
物理学科出身と言いながら、物理数学がよく分かっていなくて、量子力学もぼんやりとしたイメージしか分かっていなくて根底にある計算式なんて、さっぱり全然ものの見事に分かっていない。
が、物理学って、エネルギーの収支の学問なんですよね。
そこは、体感的には分かっていると思う。
何もないところから、急にエネルギーは沸いては来ないし、何もないところから、急に物質が出て来はしないと知っている。
さて、このエネルギー問題。
究極、地球温暖化問題は、人間にとって、ほどほどいい感じの温度を維持しようというもので、地球のためというよりも、人類のためなのです。
過去の地球では、今よりもっと暑かったことも、今よりもっと寒かったこともある。
今の現状から大きく変えたくないのは、今に適応している人類にとって、急激な変化が危機だからなんですよね。
温暖化が進んでいるという地球に、熱をもたらすものはいろいろある。
太陽から熱が降り注ぎ、熱せられた分、宇宙に出て行く。
この収支で、熱が溜まってしまっているんですね。
昔からずっと、熱の出入りはあったのに、何がいけないのか?
出入りが釣り合っていた時よりも、余分に人間が熱源を作り出していることと、宇宙に捨てていた熱が温室効果ガスによって熱がこもってしまっていることが理由です。
余分に作り出した熱とは何か?
➀地中に眠らせていたら、バランスが取れていたはずの、化石燃料を燃やしているから。
②物質として大人しくしていればいいのに、ウランなどの放射性物質を核分裂させて、物質の一部をエネルギーに変えてしまっているから。
③光合成で植物が育って、木などが大きくなって、内側にエネルギーを蓄えていた物を燃やしているから。
温室効果ガスは、どうして増えた?
➀化石燃料を燃やしたことで、分解されて、二酸化炭素と水に変わったから
②光合成で作られた木などを燃やして、二酸化炭素と水に変わったから
どうにか、増えてしまった二酸化炭素を減らし、温暖化した分の熱を下げなくては。
もしも、両方減らないまでも、太陽から降り注いで、宇宙へ逃げていくエネルギーを、途中、人間のために利用して、最終的に、また宇宙に捨てることができたら、最低限、増やすことはない。
そのために、いろいろ考えられているのが、自然エネルギーです。
分かりやすいのが、「薪を燃やす」ですね。
種を撒いた。
太陽から、エネルギーが降り注いだ。
そのままなら、熱エネルギーに変わって、地面が暖められる。
ところが、その太陽光を利用して、木が育つとエネルギーが気の成長に利用される分、地面は暖められることはない。
育った木を切って、燃料にすると、熱が出る。
その熱は、地面が温まるはずだったものを、木の成長に使って蓄えた分なので、木を燃やした分と地面が暖められるはずだった分、同じだけ温度が上がる。
地面が暖められて、夜の間に宇宙に逃げていくはずだった熱は、木を燃やして温度が上がった分として、夜の間に宇宙に逃げていく。
太陽からやって来て、宇宙へ逃げていく。
その間に、木が育って人間が燃やして使うという工程が挟まる。
こういう、熱も二酸化炭素も、収支が合うものが、自然エネルギーで、地球温暖化を起こさないで利用できるもの。
化石燃料は、大昔に、太陽光を利用してシダなどが二酸化炭素と水を原料に作った化合物や、それを食料として食べて育った動物の体(を構成している化合物)が、地中に埋まって化石化した物なので、二酸化炭素や水を原料にした化合物にエネルギーが蓄えられた状態で埋まっていたものなんですね。
それを開放するから、空気中に熱も増えるし、二酸化炭素も増える。
一方、原子力はというと。
二酸化炭素は出さない。でも、放射性元素を核分裂させて、分解前と分解後では、「質量」が少し減っていて、その分がエネルギーに変わっている。物質として軽くなった分が、エネルギーとして空気中の熱を上げてしまっている。
原子力エネルギーも、二酸化炭素を出さないだけのことで、元は大気中になかったエネルギーを取り出している分、大気中の温度は上げてしまうんだけど。
なので、エネルギーの収支がプラスマイナスゼロにはならない。
原子力エネルギーや化石燃料のエネルギーを使うと、その分増えたエネルギーを、何らかの方法で、大気中から減らさないといけない。
しかも、原子力は、核分裂後にも放射性物質が残る。稼働中も、事故などが起こったときの被害が大きくなるという問題があって。
やっぱり、自然エネルギーをメインにして行かないといけないことは、間違いなさそう。
グレタさんのようなお子ちゃまだった私としては、福島の事故の時に、原発は廃止されるんじゃないかと期待したし。
そこをきっかけに、自然エネルギーへ舵を切るんじゃないかと、期待した。
それが、全然進まなかったこの数年間。
ずっとずっとヤキモキしていた。
日本は、太陽光発電の技術も持っていた。
私がかつて、就職の時にイメージだけで選んだ会社は、太陽光発電が強かった会社でした。でも、システム部門に配属だったんですが。
いつの間にか、日本は遅れを取っていて、化石賞までいただけまして。
とても残念です。
そして、今、とんぼ玉作家です。
プロパンガスを、つまり化石燃料を燃やして、ガラスを溶かす日々。
じゃあ、この仕事も、滅びる運命なのか?
滅びたくはないですよね。
二酸化炭素排出、実質ゼロ!
この、実質というところが、ポイントです。
どこかの凄く賢い人がね。
画期的なプランクトンを見つけて。
山奥の晴天率の高い地方の耕作放棄地に池を作って、プランクトンを育てて、そのプランクトンから採れた物質を、不思議な工場の装置を使って、プロパンガスに変えることができたら。
そのガスが燃える元のエネルギーは、「そうねえ、一年くらい前にプランクトンが太陽光から合成した原料だから、その熱は一年前の太陽光の熱エネルギーが元だったかな」って、言えたら。
私や、これからガラスを溶かそうとする人たちは、この先もガラスを溶かすことができる。
例えば、太陽光のエネルギーを利用して、光合成で育つ植物プランクトンを育てて、そのプランクトンを食べて大きくなる動物プランクトンを育てて、その動物プランクトンを原料に、新たな建築材料を作って家を建てました。
そういうことなら、森林を育てて気が成長する分、二酸化炭素が減りましたというのと、同じ効果がある。
もっとも、家が老朽化して燃やしたら、また大気中の二酸化炭素は増えますが。
その分また、プランクトンさんに頑張っていただいて、家の材料として二酸化炭素が一定量固定されていれば、大気中の二酸化炭素の量は増減ゼロです。
例えば、太陽光パネルを屋根に置いているだけでなくて。
工場の屋根が、夏場暑くなるので、効率よく太陽光を反射する塗料を塗って、工場の中が暑くなるのを防いだら、冷房にかかる電力が少なくて済む。
その時、画期的な波長に変換して、屋根から反射するような塗料が塗られていたとしたら、その波長なら、大気中の気体の熱を上げにくい波長だから、反射光は、効率よく宇宙まで逃げていくようになっている。
とか。
知らぬ間に、熱を宇宙に捨てることができれば。
考え始めると、いろんな妄想が駆け巡ります。
多分、今必要なのに足りない何か。
そういう物の中に、イノベーションの芽がある。
古い時代には使えたかも知れない、古い時代には画期的な夢に見えたかもしれない、古い価値観に固執していては、新しい物が生まれないと思う。
自覚はなかったけど。
私の発想は、きっと、サヨクなんだと思う。
でも、その根底にあるのは、私を含む、周りの人の幸せを願う気持ちなんですよね。
実質ゼロ!
それでも、ガラスを溶かして、夢を見たいじゃないですか。
誰か~!
賢い人!
何か良い方法考えてください!
原発反対!
ねえグレタさん、おばちゃんは思うのよ。
反対しているだけでは、きっと解決しない。
何か、何か良い方法を、見つけないと!
そうすれば、抵抗なく手放して行ける物もあると思う。
でも、きっと、おばちゃんになった私の中にも、あの時の少女は、そのまんまいると思う。