コットンリネンの糸をカセにしたあと、勢いで、染めてみました。
①コットンリネンの糸をカセにした
右上が、買ってきたときの状態。真ん中に、紙の筒が入ってます。
それを下のように、巻き直した。画像は、2個分です。
②数日前に「ノグルミ」を煮出した液を冷蔵庫に入れていた
後から気づいたんだけど、草木染めでは、一番液だけでも15分は煮る。で、2番液、3番液と、液に色が出なくなるまで取るんだって。
それを思うと、全く執念が足りない液でした。
③ステンレスの鍋に液と、カセを水に濡らしたものを投入
今回、コットンリネンですが、濃染処理はやりません。
あまり濃い色を目指してないし、どのくらい染まるかお試しを兼ねてなので。
④煮始めました
が、迂闊に蒸気の立つ鍋の中を撮影したら、スマホが壊れそうになりました。
慌てて、鍋から離し、しばらく動作が戻らず焦る。
今後は、離れた場所から、ズームして撮ります。
⑤20分煮るとかかれているけど、後半、液が煮詰まった
後半は、かなり弱火で焦げ付かないように注意。
なんか、ラーメンっぽい。
⑥ステンレスボールに、まるごと写した
鍋の方は、また使うため。
で、煮上がったものは、放置して冷ますんだそう。
おでんでも、冷めるときに味か染みるというから、やっぱり、染ませるためかな?
⑦みょうばんを測る
最小メモリが10グラムのはかりで、5グラムを測るという、大雑把な行為。
工房のはかりなら、最小メモリ1グラムなんだけど。
この際気にしない。
⑧5%のみょうばんの液を作る
みょうばんは、お湯でないと溶けないので、さっきの鍋で、沸かしました。
あ、ちゃんと慎重に洗ってからですよ。見た目、黒っぽい鍋だけど。
⑨みょうばんの液の中に、染め液で煮たカセを投入して、弱火で煮ます
10分くらいだそうだ。
⑩これは、残った染め液。
すごく減ったし、色も薄くなった。
⑪みょうばん液から引き上げる
やっぱり、ラーメン的。
⑫みょうばんで煮終わったものを、染め液に戻す
染め液減りすぎのため、さっきのペットボトルから、継ぎ足しました。
液に、10分くらい浸す。
⑬液を捨てたところ
⑭きれいに水洗いしました
定着せずに、吸い込んでいるだけのが残っていたら、色落ちするので、かなり執念深く水洗いした。
やっぱり、煮込んでいるときよりは、薄い色ですね。
⑮洗濯糊登場
フュージング糊として使っていて、工房に置きっぱなしだった、ポリビニルアルコールです。でんじろう先生の科学実験にも登場した洗濯糊です。
ラベルが劣化して失くなってるわ。
⑯水気を良く絞ったカセを、糊をとかした液に投入
ムラにならないように良く馴染ませて、軽く水気を切る
⑰干す
後から、外に干しました。
キッチンの窓の外に、裏の借景の緑が。
⑱乾かしたカセと、元の糸を並べてみた
本当は、天日干しで日光の紫外線にさらして、すぐに退色する色を退色させた状態を出来上がりにするんですって。
でも、待てなくて、お天気も悪かったから、ドライヤーで乾かしました。
もっと濃いかと思ったけど、割りとナチュラルな薄目の色でした。
⑲カセからクラフト紙に巻き取り直した
こんなところで、半世紀を越えて、祖母のお手伝いが役に立つ日が来ようとは!
カセから巻きとるときのコツは、祖母に教えてもらったから、途中で引っ掛かってもノープレブレム!
それにしても、笑えるくらいにクラフト紙と同化した色なんだわ。
⑳6本で、ロープ状の紐にしました
ここで、コーティングをしたいと考えまして。
蜜蝋ワックスを作りました
画像奥のが、精製済みの蜜蝋。
蜜蝋は、地元のアロマ系のお店に聞いてみたら、在庫がありました。
手前が、オイルと混ぜて作った蜜蝋のワックス。
さっきのロープに、蝋引きしてみた
中程の傷が、ロープを擦った跡です。
加減は、様子を見て調整しようと思います。
この蜜蝋ワックスがあれば、いろんな紐にワックスコーティングできると思います。
自由度上がったかも。
ふく蔵の作品展までに、シルクの明るい色の紐を作りたいと思ってます。
使えそうなのが、一色でもできたら良いんですが。
ここで、ちょっとだけ、ワックスのお話。
染めたコットンリネンの紐では、汗が染みると思ったんです。
何らか、水を弾くコーティングがしたいけど。
一応、シルクと一緒にリネンのカセも買ってあるので、こっちには、コーティングが欲しいので、シルクで使えるかどうかは分からないけど、コットンやリネン用にね。
頭の中にあったのが、一回だけやって、結局やめてしまった手作り化粧品で使った蜜蝋。それ自体は、捨ててしまっていたけど、材料としては、使えるなと思った。
レザークラフトで使う糸に蝋引きするロウは、松ヤニが入っている。滑り良くしつつ、抜けてしまわないようにねちょねちょとした感じになる。
松ヤニ要らんけどな。
で、蜜蝋を調べていると、蜜蝋と油で、蜜蝋ワックスを作っているブログが目についた。
ここで使っているのは、蜜蝋と、アマニ油。
一方、化粧品のリップクリームを手作りする場合は、蜜蝋とオリーブオイル。このオリーブオイルは、無印で売ってるやつかな。精製してあって、きれいなクリア。
家具などに塗るワックスと、リップクリームの違いって?
片方は、酸化されやすいオイルを使い、片方は、酸化されにくいオイルを使う。
家具などに使う蜜蝋ワックスでは、乾性のオイルを使うとかいてある。
不乾性のオイルでも良いけど、そうすると、いつまでもベタベタすると。
リップクリームでは、そのいつまでもベタベタする方が良いってことです。酸化されずに柔らかい。
ワックスは、酸化されて、ある程度固まる方が都合が良い。
アクセサリーの紐のコーティングに使うなら、どういうのが良いのか?
固まる方が良いな。
そして、蜜蝋は、不純物が入ってない方が良い。未精製の方がナチュラルに思えるんだけど。
ここで不純物が入っていると、無駄にアレルギーの心配をすることになる。
固まるオイルは、オメガ3系が一番多いアマニ油が良さそう。精製してあるのは聞いたことがないので、食用で、なるたけ余計な不純物がなさそうな方を選ぶ。
以前アマニ油を買っていた頃、色々買ってみたけど、かなり緑色で不純物(天然の原料由来の物質)の多いものがあって。そういうのは、食用としても、日持ちしにくいし、無駄にアレルギーを心配することになる。
という訳で、精製してある蜜蝋とクリアなアマニ油を使うことにしました。
これも、厳密でなくて良いと思う。
たまたま買っていた、アルミのクリームの詰め替え容器に、蜜蝋とアマニ油を投入して、ドライヤーで溶かした。
たくさんだと、ネットにあるように、湯煎でないと溶けないと思う。
少量のため、湯煎した容器にくっついてしまうのが勿体ないし、写し変えるのも面倒なので、ドライヤーで熱くして溶かし合わせました。
そして、コットンリネンのロープをコーティング。
良いんちゃう?
今回は、オイル少なめにしたけど。
オイル多めだと、もっと溶けやすく、いくぶんロープに染みた感じになるはず。
で、少し置いておいたら、固まってベトベト感がなくなると。
草木染めの部分は、結構ナチュラリスト的。
色合いとか、その方が良いし。
でも、コーティングは別。
水分を弾きつつ、成分はシンプルな方が安心だと思う。
もう一回調べてみて、工業用のアマニ油の方が、不純物がなさそうなら、そっちに借り換えた方が良いかもしれない。
その際には、すでに買ったアマニ油は、食用にします。
ここは、リアリストだった。
さて、肝心の、ガラスの方ですよ。
これから、工房に行きます。
一日のスタートが遅い!