久しぶりの「西はりま天文台友の会例会」は曇りでした

 この頃、ガラス以外のことで、時間がどんどん過ぎ去って行くのですが。

 そんなときに限って、お出かけしたくなるんです。

 

 五十肩は、7~8割治ったところで一進一退していて、まあこんなもんかなって思う。

 最終的には治したいですが、お財布の都合もあって、マッサージと鍼灸のペースを落とす事にしました。

 もう一つ課題が、左手の方の外側の筋肉が落ちているらしく、そこを鍛えるを同時並行でしないと、もみほぐすだけでは問題解決しないような気がします。そこが弱いと、他に負担が行くみたいなのが、人間の体らしい。

 左側の筋肉が落ちるというよりも、年齢的に筋肉が落ちるべきところを、右側だけは、やたら重い物を持ったりして負担をかけていて、結果的にそれで鍛えられていたらしいって思います。

 年齢と諦めてしまいたくはないですね。何もしなければ若いころのようにいかないという事実は受け入れつつ、何かをして少しは取り戻そうと思う。自由度は欲しいから。

 ただ、鍼灸とマッサージを試したことで、ああ、完ぺきにとなるともう一歩が難しいなあと思いつつも、やりようってあったんやなあと思います。

 そこの可能性を閉ざしては、動きが悪いという事実から、抜け出せなかったかもしれないなあ。

 と、もう一つ不調が出てきた気がして、眼科に行き。

 ずっとかかりつけにするなら、この先生は合わないと思って、眼科を変えることにしたんです。

 診断は、まあ妥当だろうと思ったけど。

 それでも新しく行った眼科で、同じ診断を出してもらうのに、もう一回検査をやり直してもらって現状のデータを取りなおしてもらわないといけないだろうなと思って検査をやり直してもらった。

 結果、悪くなさそうという、違う結果が出ました。

 あれ?って感じで。

 自分に都合の良い結果が出たからっていうんではないんです。こっちの先生の方が、なぜそういう診断になったかというところを、きちっと論理的に説明してくださったからで、やっぱり聞いていた通りの、人によっては少々説明が長くてめんどくさい部分のある、私にとっては持って来いの先生でした。

 目のコンディションを良く保ちたいという思いから、睡眠やら日常生活やら食生活やらを見直そうと決心しましてね。

 一部に出るということは、体全部のコンディションが落ちているということだから、そこを変えた方が良いなと思って。

 目に大きな問題はなくても、生活の見直しはやって置こうと思います。

 

 病院行きも、忙しい人は、不調をそのままにして後回しにすれば、仕事に時間が割けるんですけど。

 この頃、お仕事を後回しにして、いろんなところに時間を割いている。

 というか、ここ一ヶ月のことを言うと、母の2泊入院と母のコンディションの一時的な低下による(戻りました)負担増や、ランちゃんマムシにかまれる(4回目)事件のバタバタ(だいぶ良くなったけど、完治まではしばらくかかりそう)や、自分の五十肩の鍼灸や眼科行きなど。

 時間は失われて行く!

 そして、椎葉先生の作品展にお邪魔したり、籾山先生の作品展にお邪魔したりしまして。

 西はりま天文台とも都会例会の日程と被ってしまった内田先生の作品展の先生在廊日程でしたが、行ってきましたとも!

 どんだけ、出かけるねん!

 

 内田先生に会えるのは、2年に1回なんやもん。

 ということで、初日の朝イチでしたが、何か、知っている人ばっかりですけど。お客さん。

 鳥のモザイクが欲しかったんですけど、欲しいのは、44000円くらいので、小さいのを買おうかと思ったけど買えなかった。

 他にも欲しい物がいっぱい。

 復刻版のカラスウリも、熱帯の玉みたいなのも、化石も、シンプルなパーツが連なっていて何層かになっている玉も欲しかったんですけど。

 熱帯の玉みたいなのは、悩んでいる間に、他の方が買われました。

 で、買ったのは、化石の玉です。

 ちょっとおどろおどろしくて、質感が面白い。

 銀箔による銀窯変の背景に、架空の生き物の化石が。数年前に出されていたものですね。

 そのうち、復刻版カラスウリも買いたいです。これはたくさんあるって言うてはったので。

 鳥のモザイクは、顔が可愛いのが欲しかった。

 顔が可愛くて、明るい背景のが。

 でも、先生的には、暗い方が好きらしく、だから明るいのが少なかったのか。暗い方で選ぶべきだったんかなあ。

 やっぱり、買っておけばよかったかなああれ、とか。

 いえ、ちゃんと稼いでいて、そこに回せるお金があったらすべては解決する問題ですよ。

 働いていないことこそが問題。(笑)

 

 あわただしく帰って、ランちゃんをもう一回病院に連れて行くなどドタバタした後で、西はりま天文台へ行きました。

 写真は、翌日の朝の、意地悪な晴れもよう。

 何で、夜はあんなにべた曇りやったんや!

 それでも、今、行っておかないと、冬はどうなるか分かりません。

 1月に行ってから、7月は作品展後のお疲れで行かなかったので、かれこれ、8カ月ぶり。

 星空がほぼ一巡しようかという。

 という訳で、行きました。

 なゆたは7月の落雷で故障中。

 空は曇天で、60センチの望遠鏡も使えず。

 それでも、ムキになってみていたら、一瞬だけ天頂付近の一部だけに晴れ間が。

 周りは雲なので、ちょっと見には雲に見える物、「天の川」でした。

 いっぱい写真で見て覚えている形の物でした。

 小野では、ここまでは見えない。

 雲の隙間から見て、この濃さです。

 今年の名残の夏の銀河なのか、来年なのかはさておき、晴れ上がった日に、いつかは見たいと思った。

 

 そのあとのお話し会では、小倉専門員の研究内容についてのお話。

 4月に赴任されたばっかりで、若い専門員さんです。

 お話を聞くのも、長い積み重ねのある中身がずっしりしたものの一部を、少し垣間見るのは、重みがあると思った。

 宇宙では、今も新しい恒星が誕生しているけれど、実は、数が一番多かった最も盛んな時期と言われているのが100億年前だそうです。

 その時期に、ガスが集まって恒星が形成された、その様子を知るために、110~120億光年くらいの距離にあるガスを観測する。

 ガス自体は、暗くて光らないので、それよりも遠くにあるクエーサー(今は、宇宙誕生初期に生まれた巨大な銀河であることが分かっている)の光がガスにさえぎられてやって来る、この光を観測する。

 ガスにさえぎられていないクエーサーからはどんな光がやってきているかというデータがあるので、それと比較して、ガスに吸収された波長域が(いっぱい吸収された場所があった)分かり。

 その吸収されたデータから、宇宙に最も多いガスの材料の水素などが、どういう状態なのか(温度や濃度)を割り出していくんですって。

 目に見えない暗黒のガスがうごめいて、星が誕生しようかとしている様子を、観測している。のだそうです。

 

 さらにその後、「ユニステラ」という望遠鏡を持ってこられた人がいて、せっかくなので、会の中心メンバーの方に促されて、「ユニステラ」を紹介してくださいました。

 面白い望遠鏡です。

 三脚を立てて、本体の下のところの接続部を、三脚の上の穴に差し込むだけで、準備完了!

 望遠鏡の動き自体は、水平方向と垂直方向に動く経緯台式。

 GPSで、望遠鏡の位置(緯度、経度、高度)を割り出し、現在の時刻を取得し、方位と天頂方向の位置を割り出せば、準備完了。

 後は、スマホとwifiで繋がって、見たい天体もしくは見たい場所をアプリで指定すれば、自動導入してくれる。

 望遠鏡には、覗く場所はなくて、カメラのセンサーが付いていて、そこで受けた像を、wifiでスマホに飛ばしてくれる。

 人間の目と違って、写真を撮るように露光時間が変えられるようで、短時間に撮った画像を何枚か合成した画像を瞬時に送ってくれる。

 一瞬一瞬の光しか捉えられない人間の目と違って、その光の積み重なった像を見ることができる。

 相当積み重ねたものにするのか、人間の目と同じように一瞬だけを見る(ライブモード)のか、モードを変えれば色んな像を見ることができる。

 それを、「生」ではないという見方もある。

 でも、人工のレンズ越しに見る光は、「生」でありながら、人の目とは違う。

 言いだせば、双眼鏡だって、眼鏡だってそうで。

 ある意味、こないだ書いていたサイボーグの目の究極形の一つだと思う。

 子供がペルセウス流星群のごく小さな流星まで見えていたことを思えば、大人の目は、そこまでの鋭さを失くしていく。

 ならば、こういう補助的な何かを通して、見ることもまた良いのかなあと思うんです。

 今回は、それなりの倍率で見る世界になるけれど、もっと低倍率で、先日買った双眼鏡は2倍でしたが、究極は1倍で、いやもっと人間の目を超えて全天を視野に収めるようにして。

 そうやって、サイボーグの目を通して得られたデータを、wifiでVRのゴーグルに飛ばすことで、新しい世界を見ることができるんだ。

 誰か、いつか作るんでしょうかね。

 西はりま天文台に寄付で、VRで星空を楽しめるゴーグルが導入されたそうです。(対象年齢12歳以上、目の発達中の子供は使わない方が良いとか)

 もう、そういう世界がそこまで来ているんだなあ。

 ちなみに、「ユニステラ」の持ち主の自慢ポイントは、海外でやっていたクラウドファンディングに1400ドル出資したら、1年でもらえるはずだったものが3年かかったとかで。クラウドファンディングの文言は、怪しさしかなかったんだそうです。

 その海の物とも山の物とも分からないものに、出資したら、3年でやって来た。

 大阪の光害だらけの空で、かなりいい感じに見えたそうで、今回は晴れたら、抜群のコンディションの空で試してみたかったんだそうです。

 世の中は、変わって行くんだなあ。

 なんて面白いんだろう!

 長生きして、世界が変わって行くところを、いろいろ見たいです。

 

 ふと、考えたんです。

 天体観測専用の近眼眼鏡を作ろう。

 遠近みたいに多焦点ではなくて、極力遠くが見えるように度数を調整した、単焦点で乱視の調整もばっちりの眼鏡。

 例の新しく通い始めた眼科で相談して。

 お財布と相談してから考えますが。

 誰しも、老化によって日々目は衰えていく。

 本当は、早い方が良いな。

 

 そんな、アホなことを考えていたこの頃でした。

 あ、革を細く切って、丸革紐づくりに挑戦はしましたよ。

 ↑小さく、働いてますアピール

 スケスケの透明の玉に合う、色味の薄い、しかも好みの色の丸革紐をね、作りたいんですけど。

 

 さて、午後は、とんぼ玉を作ります。

 明日か明後日は、花凛さんの作品展を見に行きます。

 ↑何個目や!

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